「子宮内膜を厚くする」とは

じわじわと夏の気配が濃くなっていますが、朝晩はまだ冷え込みますね。

皆様は体調崩されることなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか?

横田です!

今回は、「子宮内膜を厚くする」の検索が増えているというAIの情報を頼りに、子宮内膜について私が学んだことを書かせていただきたいと思います。

受精卵のベッド

子宮内膜は「受精卵のベッド」です。子宮内膜に着床した受精卵は、子宮内膜から栄養を吸収し成長していきます。人間には睡眠が必要不可欠であり(最近は脳の回復には最低7時間の睡眠が必要であると言われていますね)、良い睡眠の為には良いお布団であった方がいいように、「受精卵のベッドの質を良くしたい」つまり「子宮内膜を厚くしたい」と思うのは、妊活をされている皆様に芽生える当たり前の親心だと思います。

さて、以前子宮内膜を厚くするために推奨される栄養素・食材をまとめさせていただきました。(https://www.medi-bridges.com/blog/2014/12/2110/

(数え切れないほどの情報が溢れるインターネット社会で、情報を取捨選択する力が求められています。弊社のブログも数あるインターネットの情報の一つにすぎませんが、学会での論文や国内外のクリニックの医療関係者からの情報をエビデンスとしていますので、ご安心いただければ幸いです。)

既にご存知の方も多いとは思いますが、「エストロゲン」と「プロゲステロン」という二つのホルモンが作用し、子宮内膜が厚くなり良い状態が保たれます。二大女性ホルモンでありますから、「イソフラボン」や「葉酸」の摂取が効果的であることは予想しやすいかなと思います。

サプリメント

先程のブログにある栄養素を全て摂るためには「バランスのとれた食事を、一日三食」が理想です。しかし忙しい現代社会では現実的になる必要があるでしょう。まず私には一日三食が既に難しいですから、「バランスのとれた」なんてほぼ不可能に近いです。そこで登場するのがサプリメントです!サプリメントに関しては往々にして意見が交わされていますが、「補う」ことに関しては有用であるとされています。(https://newsinhealth.nih.gov/2013/08/should-you-take-dietary-supplements, https://www.ama-assn.org/delivering-care/public-health/what-doctors-wish-patients-knew-about-vitamins-and-supplements)ただサプリメントはあくまでも「補助」ですから、飲んでいれば絶対に大丈夫ということはありません。(0を10にするものでなく、9を10にするものと考えてください。)なるべくバランスのとれた食事を、最低でも一日二食は食べられるように努め、サプリで推奨栄養素を規定量補うことが、現実的でストレス少なく継続できることのように思います。

食事を楽しむ

私は少々海外に住んでいたことがありますが、日本人は他国の人々に比べると自分に厳しいように思います。完璧主義で几帳面な国民性が、自身への厳しい評価に繋がっているのかなと。「正解」も「終わり」も不明確な不妊治療において、「妊娠する」という人力ではコントロール不可能なゴールを目指す心労は、図り知れないものであると思います。全ての栄養素を完璧に摂ろうと身構えず、サプリをうまく利用して、食事を楽しみながら、不妊治療を続けていけたらいいですね。