お子様を授かる日までへこたれない

こんにちは!
今日は少し本の話題からお話ししたいと思います。

私がよく愛読する書の一つに、鎌田寛さんの本があります。
鎌田寛さん自身、患者さん目線の素晴らしい医師であり、チェルノブイリ連帯基金理事長としてチェルノブイリで被曝した子供を救われているヒューマニストであり、多くの本を出版する作家でもあります。
彼の本に登場する人物からもこれまた強く共感させられる、真実のストーリーが多く掲載されています。

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『へこたれない』という本に登場する、広沢里枝子さん。
彼女は網膜色素変性症という難病になってしまい、いずれ失明するかも知れないという不安の中で生きていました。
不安の中、わずかな希望を持ち大学に進まれ、そこで今のご主人と出会われます。
大学卒業後結婚し、長男がお腹に宿るのですが、その中で不思議なことが彼女に起こりました。
「子供を産むためなら、見えなくなってもかまわない」と思えるようになったのです。
「いつかその日が来ると恐れてきた失明を、進んで迎えることができたのは、私の中に宿った命のおかげ」と里枝子さんはいいます。

出産後、彼女は失明しましたが、絵本を点字で作り子供に読み聞かせたり、赤ちゃんの便をにおいでかいで、子供の健康状態を確認したりと、見えなくても全力で子育てに取り組まれました。

子供の離乳食が始まった時、勘が悪く、なかなか上手に離乳食を赤ん坊の口に運べないことがありました。その時、驚いたことに、子供が手をとり持っていってくれたのです。
里枝子さんはこの時も、人間ってすごいと思い、親が子供を助けるだけではなく、子供が親を助けるのだと実感されたそうです。

話は変わりますが、弊社に来られるクライアント様にも各々のご事情がございます。
子宮を摘出された方、早期閉経の方、ロキタンスキー症候群、ターナー症候群、卵巣機能が低下した方、肝機能や心臓などに問題がある方、などなど、クライアント様それぞれ、苦しまれ、大変な思いを続けてこられてきた方も多くおられます。

卵子提供、代理出産プログラムなど治療方法はと異なれど、クライアント様がお子様を望むお気持ちは里枝子さんと何ら変わりなく、皆様本当に必至でございます。

絶対にお子様を授かって頂きたい。
弊社スタッフはクライアント様の思いをしっかり受け止め、お子様を授かって頂くまで誠心誠意サポートさせて頂いております。

へこたれない。
不妊治療の現場でもこの言葉はとても大切ではないでしょうか。
どうかへこたれず、お子様を授かる日までご一緒に頑張って歩めればと強く願います。

へこたれない
へこたれない

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鎌田 實
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