不妊治療の保険適用(2024年診療報酬改定に向けての動き)

こんにちは、すっかり秋になりましたね。
不妊治療の保険適用拡大から1年半が経ちました。
2年に1回診療報酬改定がある為、1年半経った今の世間の声と自身の意見を記事にします。

回数制限、年齢制限について、Fineが実施した「保険適用後の不妊治療に関するアンケート 2022」で、「年齢制限と回数制限」両方撤廃希望が42%、「回数制限」のみ反対が36%、「年齢制限」のみ反対が6%と現在の年齢・回数制限に84%が反対しているという結果でした。(https://j-fine.jp/prs/fineprs_hokentekiyougo_anketo-2022_release.pdf

現在、年齢制限と回数制限があります。
43歳以上になると不妊治療は自費で受けなければなりません。

2017年のART妊娠率・生産率・流産率から42歳と43歳と44歳の結果は下記のようになります。

42歳:妊娠率(総治療)9.3% 生産率(総治療)4.8% 流産率(総妊娠)43.2%
43歳:妊娠率(総治療)6.8% 生産率(総治療)3.1% 流産率(総妊娠)49.3%
44歳:妊娠率(総治療)4.8% 生産率(総治療)1.8% 流産率(総妊娠)57.5%

妊娠率・流産率・生産率をこのように並べると、年齢制限を43歳以上としている理由がわかるような気がします。
42歳の方が治療をして妊娠する方はおよそ10回の治療の内1回で生産率はおよそ20回の治療の内1回、流産率は妊娠された方の2~3人に1人くらいである。
一方、43歳の方が治療をして妊娠する方はおよそ14~15人回の治療の内1回で生産率はおよそ33回の治療の内1回、流産率は妊娠された方のおよそ2人に1人となります。
44歳の方の妊娠率や生産率は42歳の方と比べると半分以下となります。流産率についても妊娠された方のおよそ3人に2人の方が流産率となります。
やはり年齢があがると妊娠率・生産率は下がり、流産率は上がります。

http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa16.html

これらの情報から考えると43歳未満への保険適用であるかと思います。
しかし、42歳の方の妊娠率が10回の治療の内1回の妊娠率ということを考えると、40歳から43歳未満の回数制限について1子ごとに移植可能な回数が3回というのは妊娠率を考えるとなかなか難しいように思います。

回数制限が1子や2子を出産までの治療という制限になると良いと感じます。

2024年に診療報酬改定について、年齢制限や回数制限の緩和がなされると良いなと思います。

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