東京都の卵子凍結の助成について

こんにちは。
10月も後半となり、少しずつ夜は寒くなっていますね。
先月、東京都が助成を発表した卵子凍結について記事にします。

実質的に10月後半から始まっており、都の想定以上の応募があったそうです。
現代社会においてライフプランとして、キャリアの確立やプライベートの充実といったことを考えている方は多くいます。
将来、子供を産む可能性を広げるために卵子凍結に関心を持つ方が増えているのであろうと考えます。

まず、都が助成すると言っている金額は最大30万円です。
実際、取材を受けていた方は卵子凍結するまでにおよそ50万円の費用がかかったとの事でした。
この方の場合、半分ほどの金額は助成金で賄うことができるようです。
金額面はなかなか高額ですが、今は妊娠出産が難しいが将来妊娠出産を望む方の大きな可能性になると感じます。

一方、日本産婦人科学会はOHSS(卵巣過剰刺激症候群)などの採卵のリスクを考えると推奨しないとしています。
また、出産については将来の話になる為、高齢出産をのリスクについても言及しています。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/799233?display=1 「出産する可能性を残しておきたい」卵子凍結は今後なくてはならない選択肢になりうるのか? 最大30万円助成の東京都 説明会に想定以上の応募【news23】

メリット・デメリットについてどちらもわかりますが、この助成制度は現代社会に合った、これからの女性の選択肢を広げるためのものであると考えます。
日本産婦人科学会が懸念している高齢出産は、未婚化・晩婚化が進んでいる今は昔より増えていると思われます。
これから経済力をつけてからであったり、キャリアアップを望んでいたりと様々な理由で妊娠出産適齢期に出産が出来ない状況があるだと思います。
しかし、卵子凍結をしても100%妊娠するということはありません。
また、凍結した卵子を融解した際の再生存率は90%の為、全ての卵子が同じように使用することができません。
それでは凍結する意味はないのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、卵子は年齢とともに老化していき、妊娠率も下がっていきます。
卵子凍結をすることで、採卵時が25歳であれば25歳の卵のまま時は止まっているので、融解後の妊娠率は25歳の妊娠率と同じになります。
だから、将来、子供を持つための可能性を広げる面で必要に感じる方は多くいるかと思います。

様々な角度からメリット・デメリットがある為、自身の状況を加味して卵子凍結を考えている方は情報を集め、ご自身のライフプランを考えてみると良いと思います。

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