製薬会社が不妊治療の実態調査をした結果

こんにちは、最近はコートやジャケットを羽織っている方が増えてきており秋や冬を感じますね。
今回の記事は製薬会社が不妊治療の実態調査をしたという記事がございましたので取り上げてみようと思います。
記事のタイトルは、「子ども持ちたいと決め不妊治療 実際に妊娠まで平均約6.4年 製薬会社が実態調査」で以下のような記事でした。

https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01494/

フェリング・ファーマの調査では日本だけではなく、韓国・インドでも調査をしており、上記のような分布及び調査結果がでています。正しい知識を得るまでに時間がかかり、受診までに時間がかかっていることが問題であったり、お金の問題もあったりするとのことです。

不妊治療をした夫婦が、子どもを持ちたいと決めてから実際に妊娠するまでの期間が、平均およそ6.4年かかることが製薬会社の実態調査で明らかになりました。
調査は、フェリング・ファーマが今年2月から4月にかけて、不妊治療を受けた男女217人に行ったものです。その結果、夫婦が子どもを持ちたいと決めてから、不妊治療を受け妊娠するまでの平均期間は、およそ6.4年だったということです。
まず、自然妊娠で妊娠できず病院を受診するまでがおよそ3.2年。さらに、不妊症と診断を受け、実際に不妊治療を開始するまでがおよそ1.3年。その後、治療の結果、実際に妊娠するまでの平均がおよそ1.9年だということです。
また、8割の夫婦が、不妊症について「受診前にはよく知らなかった」などと答えていて、生殖医療に詳しい女子栄養大学臨床医学研究室の石原理教授は、「若いうちから妊娠や不妊症に対する正しい知識を得ることが重要」と指摘しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b6f320c34be87aa54eb314fa5a3dfc89ba53e42

「この約6.4年、なぜかかっていたかというと、“2つのためらい”があるということです」
「まず1つが、“受診することへのためらい”です。調査によると、不妊症とわかったカップルの約8割が、受診前に不妊症に関する情報をほとんど持っていなかったそうです。そうすると、『すぐに受診しよう』とはなりにくいかもしれません」
「2つ目のためらいが、“お金の問題”が生じることです。『不妊だとわかっても、半数以上の人(55%)が“経済的な理由”で治療を始めていない』といいます。この点、今年度からは保険適用が始まりましたね。一部の治療で負担が減っていますので、実際、都内のクリニックでも、不妊治療の相談は増えているそうです」

https://news.yahoo.co.jp/articles/e1a9bd224855524d8233d36219fa95f8d8fdd48c

フェリング・ファーマの実態調査の分布をみてわかる通り、日本の調査対象者の年齢が幅広く、平均年齢が高いことがわかります。逆にインドでは不妊治療をしている7割が35歳以下であり、不妊治療を始める年齢が日本と比較して若く、治療開始が早いことで、治療開始から妊娠に至るまで短いのだと感じます。

日本は調査対象者の年齢が比較的高いからか、受診するまでの期間、診断から治療開始までの期間は短い一方、治療開始から妊娠までの期間は長くなっている。

https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01494/

この実態調査についていくつかの記事があり、取り上げた問題以外にも仕事との両立など様々な問題があることがわかります。これらの理由により子ども持ちたいと決め不妊治療をし、実際に妊娠まで平均約6.4年かかっているということのようです。

お金の問題については今年の4月より始まった不妊治療の保険適用により少しは改善される部分ではあるかと思います。正しい知識を得るということはすごく時間がかかる大変なことであると考えます。若い方も妊娠・出産に対する知識を早くから得られるような環境が整うことが必要なのだと感じます。このブログをたまたま見て、卵子提供という言葉をここで初めて知ったという方もいるでしょう。子どもを持つということについて様々な選択肢があります。皆さんの選択肢を広げることができればと思います。

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