地域の拠点病院に不妊治療施設の開設

こんにちは。だんだん朝と夜が冷え始め、冬が近づいてきている気がします。
様々な場面で地域差を感じることがありますが、不妊治療においても同じことがいえる場面があります。
不妊治療専門クリニックに受診するにあたり隣の市へ行ったり、県内になければ隣県まで通っている方もいることでしょう。

10月26日のNHK NEWS WEBでこのような記事がありました。

酒田市にある日本海総合病院が設置を目指している不妊治療施設の概要がまとまり、2階建ての建物のうち1階を不妊治療専用のフロアとする方針などが決まりました。
日本海総合病院は、病院の敷地内に不妊治療施設の設置を目指していて、鶴岡市にある庄内地方唯一の不妊治療専門クリニックと連携して準備を進めています。
26日病院内で開かれた会議で施設の概要が示され全会一致で承認されました。
それによりますと、新たに設置する施設は2階建てで、1階のフロアを不妊治療専用とし診察室などを設けます。
また、治療を受ける患者とほかの人たちの入り口を別々にするなど不妊治療の患者に配慮したつくりとします。
2階には、人口減少が続く中、持続可能な地域医療の提供を目指す法人「日本海ヘルスケアネット」の事務局などが入る予定です。
日本海総合病院は今後、医師や看護師などの確保を進め、数年後の開設を目指すということです。
不妊治療をめぐっては、今年度から「体外受精」などの不妊治療が保険適用の対象となり、庄内地方でも新規の患者が増加する傾向にあります。
新たな施設が地域の拠点病院に設置されることでこうした患者のニーズに応えることが期待されます。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20221026/6020015541.html 
NHK NEWS WEB 酒田市の日本海総合病院 不妊治療施設の概要まとまる

山形県酒田市の日本海総合病院の敷地内に不妊治療施設の設置を目指しており、鶴岡市にある庄内地方唯一の不妊治療専門クリニックと連携して準備を進めているとのことでした。
不妊治療の施設が増えることで不妊治療を受ける一歩になる地域の方のいるのではないかと思います。
不妊治療に対する国の取り組みとして保険適用となり、各自治体の取り組みとして助成金の補助が出たりしています。
施設が充実していない地域では、助成金の補助より先に、まずはより多くの方が治療を受けられる場を設けることが必要だと感じました。
また、今回の記事は病院に不妊治療を必要としている患者さんが多くいると感じてもらえた例であると思います。
不妊治療の保険適用がこのような病院での取り組みにつながる良い機会となっていると感じています。

卵子提供プログラム・代理出産プログラム・着床前診断プログラム・受精卵養子縁組プログラム(使用予定のない受精卵を譲り受けるプログラム)についてのお問合せは、メディブリッジまでお気軽にお問い合わせください。

お問合せ先 https://www.medi-bridges.com/contact.html