ウクライナの基本的な情報①
みなさんこんにちは。東京にて200名以上のコロナ感染者が確認されています。みなさま引き続き気をつけてお過ごしくださいませ。
さて代理出産を行っている国のひとつのウクライナですが、今回は基本的な情報をまとめてみます。
まず日本からのアクセス。
日本からウクライナに渡航する場合、直行便はなく、中継空港で乗り換えが必要になります。この中継空港は利用する航空会社によって異なり、たとえば、フランクフルト、アムステルダム、ウィーン、ロンドン、イスタンブールなどとなります。乗り継ぎが最低1回はありますので、うまく乗り継ぎができたとしても、渡航時間は20時間程は必要になると思います。
ウクライナの位置ですが、黒海の北、ちょうどトルコの真上にあります。ウクライナは、東からロシア、ベラルーシ、ポーランド、スロバキア、ハンガリー、そしてモルドバと接しています。また、ウクライナの国土面積は、60万3,700平方キロメートル(日本の約1.6倍) で国土の半分は平野です。
気候は、北西部は冷帯湿潤大陸性気候、南東部は乾燥したステップ気候という気候帯だそうです。気候帯というと難しく聞こえますが、首都キエフでは数日前まで日中30度を超えていました。日本より暑い日もあれば、雨が降ると一気に寒くなり気温13度ぐらいまで下がったり、気温差は大きいです。冷帯湿潤大陸性気候とはこういうことなのでしょうね。冬は反対に寒くなりマイナス5度ぐらいになります。
日本との時差は、マイナス6時間(11月~2月はマイナス7時間)ですが、今のシーズンでは、日の出は5:00頃、日の入りは21:00過ぎで、昼間が長いです。冬はこの逆で昼間は短いです。
ウクライナは、その国土は平原が多く、たくさんの国と接していることもあり、他民族国家です。歴史的にみても、多くの民族がこの地を支配してきました。
イラン系騎馬民族スキタイによるスキタイ・サルマート国家から始まり、北欧から来たヴァイキングのリューリック一族によるキエフ・ルーシ(キエフ公国)、ポーランド・リトアニア逃亡農奴を中心としたウクライナ・コサック集団の形成、ロシアへの併合、ソ連邦時代とった歴史背景があります。
民族構成でいうと、ウクライナ人約8割、ロシア人約2割、あとはごく少数のベラルーシ、モルドバ、ブルガリア、クリミア・タタール、ハンガリー、ルーマニア、ポーランド、ユダヤ、アルメニア、ギリシャ、タタールの方がおられます。
多民族国家のウクライナでは、ウクライナ憲法により国語はウクライナ語とされていますが、旧ソ連時代の公用語はロシア語であったため、多くの方がロシア語とウクライナ語を話します。また西部に行くとポーランドと接しているため、ポーランド語話者もいるようです。キエフ中心部に行くと英語話者もいますが、郊外に離れると英語も少し通じにくくなり、コミュニケーションが少し大変で、日本語が通じることはまずないです。
旧ソ連時代、ロシア語が公用語であったのですが、その当時も勿論ウクライナ語も存在していたものの、当時はウクライナ語は話すと”ダサイ”感じだったそうです。ですが、今は、ウクライナの方々は、国語のウクライナ語、ロシア語、ウクライナ語とロシア語のミックスといったように、それぞれの言語をシーンに応じて使いわけています。
このように言語のみならず、ウクライナは独立後も天然資源の供給など多大な影響をロシアに受け続けていました。
このロシアの影響を排斥(NATOへの加盟問題、将来的なEUへの加盟など)しようとするウクライナの取り組みや、それに反対してロシアへの帰属を求める人々の衝突が、2014年のウクライナ騒乱とロシアによるクリミア自治共和国の併合につながってゆくのです。
長くなりましたので、続きはまた次回以降にしたいと思います。
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