緩慢凍結法

みなさんこんにちは。調節卵巣刺激を行い採卵をした場合、投薬により内膜が薄くなるため移植時期をずらす、複数個採卵ができるといったところから、卵子や受精卵が凍結保存されます。

cryopreservation

調節卵巣刺激には手法が様々ありますが、凍結保存法にも手法が複数あります。

凍結保存の手法は以下があります
・緩慢凍結法
・超急速凍結法

それぞれの特徴を少しご案内したいと思いますが、本日は緩慢凍結法についてご案内いたします。

緩慢凍結法においては、プログラムフリーザーとよばれる機械を使用して、マイナス30℃になるまでゆっくりと(0.3℃/分ずつ)冷却します。

冷却する過程において凍結保存液中の水が氷晶形成されます。

そうすると、凍結保存液中の凍結保護物質の濃度が上昇。

凍結保存液中の水が氷晶形成することにより、浸透圧に差が生じ卵子や受精卵は脱水収縮。

卵子や受精卵が脱水収縮すると冷却過程における細胞内の氷晶形成が防げる。

これが緩慢凍結法の利点だそうです。

ただ一方で、以下の懸念もあるといわれています。
・凍結保護物質濃度の上昇に伴う細胞毒性の影響
・細胞外に形成される氷晶により物理的損傷

緩慢凍結法では2時間ほど時間を要するそうですが、超急速凍結法では15分程度で終わるそうです。次回以降、超急速凍結法についてご紹介したいと思います。

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