多精子受精とは

こんにちは。

猫

不妊治療をされている方にとっては、無精子症はよく耳にする言葉であると思います。
今日は、その無精子症と多精子による受精についてお話をさせていただきますね。

<無精子症>
無精子症は知っての通り、精液中に全く精子が出現しない(精液中に精子がない)現象で、男性不妊の原因の1つであり、男性の約1%に存在するといわれています。
大きく分けると「閉塞性無精子症」と「非閉塞性無精子症」に分類されます。
閉塞性無精子症…精巣の中で精子が作られているにもかかわらず、精子の通り道が閉塞していることが原因
非閉塞性無精子症…精巣内で精子が全く作られていないか、つくられていても極めて少ないことが原因

<多精子症>
多精子症とは、精液の量が多い状態の事です。 精液は液体成分である精漿と精子にて構成されています。 この精液が基準よりも多い状態が多精子症です。世の中には、他の人よりもちょっと精子の量が多いという人は、けっこういるようです。また、多精子と受精をする事を、多精子受精と言います。

では、多精子が男性不妊にどうかかわってくるのでしょうか。
一見、量が多ければ確率的には高い確率で妊娠をするような感じがしますが、そうではないのです。

<多精子受精>
多精子受精とは、1つの卵に2~3個の精子が侵入することで、正常な分割がストップしてしまう状態のことです。 正常な受精とは1個の卵に1個の精子が入ると、卵子の透明帯と細胞膜の共同作業で精子侵入防止膜(透明帯反応)を作って次の精子が入ってこないようにシャットアウトするのです。

人間の身体はまだまだわからないことが沢山ありますね。
気になった方は、一度検査をしていただくことをお勧めいたします。

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