マレーシアにて「妊娠」についての講義

こんにちは!本日も薄っすら汗ばむお天気の東京です。

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先日、マレーシアの医師による「妊娠」についての講演が行われたのですが、その中でお話があった「妊娠において重要なこと」についてのご紹介をさせて頂きます。

この講演は、不妊治療に関わらず、妊娠を達成するために重要な事とは何かという内容で進められていきました。先生は、妊娠を達成するために重要なことの第1位、および第2位について、重点的にお話をされていました。一般に知れていることではあるかと思いますが、折角その場にいさせていただいたので、皆さまにもその内容をお伝えさえていただきます。

妊娠に1番重要な事

それは「年齢」です。女性がこの世に誕生するときに、一生分の原子卵胞も共に生まれます。そのため、女性の年齢=卵子の年齢になるのです。卵子の老化という言葉が最近ではよく聞かれますが、卵子だけが老化をしているわけではなく、女性の年齢と同じだけ卵子も年を重ねているためであり、卵子の年齢が高くなればなるほど、卵子(および受精卵)に起こり得る染色体異常の確率は高くなっていきます。一般的に、この染色体異常が原因となり着床しなかったり、着床しても流産してしまったりするといわれています。

では、何歳ぐらいまでであれば、一般的に自己卵にて妊娠可能といえるのか。それは閉経から遡って10年前までだそうです。閉経する年齢は人によって違いますが、おおよそ45歳~55歳の間に閉経が訪れることが平均的なので、つまりは35歳~45歳までが自己卵での妊娠のリミットと考えられるそうです。これはあくまでも一般的にはというお話なので、35歳を過ぎたら妊娠が不可能なわけではありません。妊娠が難しくなる可能性が高まる、といった意味合いでお話をされていらっしゃいました。

年齢の次に重要な事

妊娠に一番関係することは年齢であるということは、最近はよく知られていることですが、ではその次に重要なものは何になるのでしょうか。それは、「体重」だそうです。
標準体重よりも軽すぎる場合、もしくはその逆であっても、体内のホルモンバランスが崩れてしまい、それが妊娠の妨げに影響をすることが明らかになっており、かつ体重が妊娠に影響をするということはあまり知られていないと、お話しされていました。

年齢の部分について重点的にお話をされていたため、その他の項目についてお話しいただく時間はあまりなかったのですが、質問の時間が設けられていたので、男性についても同様かという質問をさせて頂きました。回答としては、年齢および体重、いずれも男性の精子の質に関係はするが、女性に比べるとその影響は顕著ではないということでした。

また、妊活中や妊娠中のカフェイン摂取を心配される方も多いと思いますが、多少であればカフェインの摂取をしても問題は無いとそうです。しかしながら、コーヒーでいえば1日3杯程度でとどめるべきとのことでした。

マレーシアに出張にて滞在中に、一般の方に向けて妊娠についての講演が行われていたり、不妊治療医院に足を運びやすくなるようなイベントがあったりと、日本と比べて「妊娠」ということに対してもうすこし目が向けられ、かつ治療をしやすい環境であるなと感じました。現在日本では、初産の平均年齢が30.4歳程であるそうです。今後、女性が働きやすい環境が整備されるほど、結婚年齢や初産の年齢が上がってくる事が予想されますが、それに伴い不妊治療の行いやすい環境も整備されることを願っています。

 ハワイ・マレーシアでの卵子提供、日本最大の卵子
バンク、アジア代理出産のパイオニアのMediBridge
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