風疹抗体検査って?

みなさん、こんにちは。
被災地の一日も早い復旧と、被災された皆様が平穏な日々を取り戻せるようお祈りいたします。

さて、妊娠が分かる前にとても大事な検査があることはご存知でしょうか?
本日は「風疹抗体検査」についてお話しさせていただきます。

風疹抗体

では、なぜ風疹抗体検査が”妊娠する前”に必要なのでしょうか?
免疫のない妊娠初期の妊婦が感染すると、胎児にも感染して、「先天性風疹症候群(CRS)」になる心配があります。
難聴、心疾患、白内障、そして精神や身体の発達の遅れ等の障がいをもった赤ちゃんがうまれる可能性があります。

妊娠前に予防接種を受けている又は幼少期に感染し抗体ができていた場合でも時間がたつと、抗体が徐々に弱くなることがあります。
また、1977~1994年まで、風疹ワクチンは女子中学生のみに接種が義務付けられており、男性の多くは接種していませんでした。
その為、特に40代の女性、男性は、積極的にワクチンを接種することが望ましいと考えられます。
ワクチンを接種される場合には、「麻疹風疹ワクチン(MR)」がお勧めです。
実は、はしかの抗体保有率もこの世代では少ないことが分かっており、MRワクチンなら、風疹とはしかの両方の免疫をつけることができます。

自然妊娠の場合では、妊娠判明後に抗体検査を行うことが多いのですが、妊娠を希望される場合には、事前に検査をしておくと安心です。
※風疹ワクチンは風疹ウイルスそのものを弱毒化している生ワクチンの為、妊娠中には接種できません。

メディブリッジの卵子提供プログラムで移植を希望されるクライアント様は、移植2ヶ月以上前から風疹抗体検査をして頂き、抗体がない場合には、事前にワクチンを接種することを推奨しております。

風疹の抗体検査は、内科・婦人科で受けられることが多く、自治体で予防接種の助成を行っている地域もあります。
安心して妊娠期を過ごす為にも早めに検査を受けておきたいものですね。

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