LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)とは

こんにちは!
本日は昨日より気温が低め、薄手の服を着てきて失敗してしまいました・・・。

4_2

さて、本日は男性の不妊の原因、LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)についてお話をさせていただきます。

LOH症候群とは、男性ホルモンの低下が原因として引き起こされるさまざまな諸症状を総称して呼称された疾患名です。
男性ホルモンの中でも特にテストステロンの減少により、体のさまざまな部位に不調をもたらします。

年齢と不妊の関係というと、女性側の問題だけがクローズアップされがちですが、女性の妊娠率が年齢とともに低下するのと同じように、男性が女性を妊娠に導くことができる能力も年齢とともに低下します。
原因は、男性ホルモンの分泌量の低下です。

男性の性衝動や生殖機能を司る「テストステロン」というホルモンは、25歳をピークに年1~2%ずつ減少するといわれています。 
テストステロンが不足すると、射精障害勃起不全(ED)精子数の減少運動率の低下など、男性側の原因による不妊が起こりやすくなります。
 
LOH症候群は、ストレスによってテストステロンが急激に減少したり、年齢とともにテストしテロンが減少していく状況に体が上手く対応できない場合などに発症すると考えられています。
主な症状としては、ED、睡眠障害、筋肉量の低下、内臓脂肪の増加、骨量の低下などがみられ、血液中のテストステロンの濃度が基準を下回る場合には、男性ホルモンを注射や塗り薬で補う「ホルモン補充治療」によって治療します。
また、気力の低下やうつ傾向といった精神症状が現れることがあるのもLOH症候群の特徴です。

パートナーの言動や正確が急に変わったと感じたら、心療内科や泌尿器科の受診を勧めてみるのも、LOH症候群の予防や早期発見のためには大切といえるようです。