夫婦の役割の固定化を解消

こんにちは。
あっという間に1月も終わろうとしています。

ふと気になって調べたところ1月29日は「人口調査記念日」だそうです。
1872(明治5)年のこの日、日本初の全国戸籍調査が行われたとのこと。当時の人口は男1679万6158人、女1631万4667人で合計3311万825人との事。2015年1月1日の概算が1億2702万人ですから143年で3.8倍に増えたのですね。現在日本は人口減に転じているので、一時は4倍くらいにも増えていた人口は、この後は急速に減って行くと予想されます。

人口グラフ

さてそんな人口減の日本で、東京都が「みらい手帳」なるものを作成し、妊婦さんが母子手帳を受取る際に一緒に配布する事になったとの事です。(東京都HP)

作成、配布の目的は「子供が生まれた後も、夫婦がともに仕事と家事・育児を両立させるため、子供が生まれ、役割が固定化される前から意識啓発を図り、子供が生まれた後の生活について夫婦がともに考えるための後押しをする」との事です。

弊社に卵子提供のご相談にみえる方の中には、20代、30代には、ご自身のキャリアアップに夢中で、子供はむしろいらないと思っておられたという女性もいらっしゃいます。子供を授かった事で、キャリアを諦めた方々の姿も見て来られ、キャリアが確立するまではがむしゃらに働き、ちょっとやそっとじゃ脅かされない地位になり、いざお子さんをと思った時には、ご自身の卵子での妊娠が難しい年齢になっておられたと。

人々の意識の啓発が、仕事やキャリアも大切にしたい女性が子供を持つ勇気に繋がるといいですね。

ところでその「みらい手帳」、夫婦の役割が固定化されないよう啓蒙する目的なのであれば、母子手帳の交付時と言わず、婚姻届け提出時に配布しても良いのではないでしょうか。

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