「休眠卵子」を育てて妊娠が可能に?!

みなさん、おはようございます。
春分の日、皆様はどのようにお過ごしになられましたか?

さて、本日は不妊治療の新しい治療法に関しましてお話させて頂きます。
2012年3月16日川崎市にある聖マリアンナ医大が卵子のもとになる細胞を「眠った状態」から目覚めさせ、発育した卵子を体外受精して妊娠を試みる不妊治療を臨床研究として開始したと発表を行いました。

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“休眠卵子”育て不妊治療 早発閉経の患者で開始 聖マリアンナ医大が臨床研究

卵子のもとになる細胞を眠った状態から目覚めさせ、発育した卵子を体外受精して妊娠を目指す新しい不妊治療を、聖マリアンナ医大(川崎市)が臨床研究として開始したことが15日分かった。
40歳未満で月経がなくなる「早発閉経」の患者が当面の対象だが、従来の不妊治療が成功しない女性にも妊娠、出産の機会が広がる可能性がある。早発閉経は女性の約1%に発症、国内の患者は約10万人とみられる。
石塚文平産婦人科教授らのチームは同大と日本産科婦人科学会の倫理委員会の承認を得ている。チームは既に30代~40代の早発閉経の複数の女性から成熟させた卵子を採取する段階まで治療を進めている。
女性は生まれた時点で卵巣に一生分の卵胞を持っているが、ほとんどが休眠状態で、時間とともに少数ずつ成熟を始めるとされる。

現在のところこの治療法は早発閉経の患者様を対象に臨床研究段階ということですが、将来的には不妊治療を必要とされる幅広い年齢や状況の方々に適用される可能性もあるとのことです。

今回の新たな研究結果が不妊治療に新しい可能性を切り開いてくれれば、多くの不妊患者にとって、大きな光になります。
今後のさらなる研究が期待されますね!

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