加齢と妊娠力の関係とは?

こんにちは!
ゴールデンウィーク明けの東京は、今日から天気が崩れるようです。
週末まで雨が続くとの予報ですから、お出かけの方は傘をお忘れなく!

さて、当ブログでも度々お伝えしていますが、妊娠力と加齢に関するこんな記事を読みました。

英国でインターネットを使った妊娠に対する意識調査が行われました。約1万人がアンケートに答え、日本人は481人が協力したそうです。

 日本人の妊娠に関する知識は、参加した18カ国の中で17位と惨憺(さんたん)たる結果でした。きっと出題範囲がアナウンスされたうえで試験に臨めば、徹夜で勉強してでも良い成績を取ってベスト3に食い込んだと思います。日本人は学校で教えてもらわないことは苦手なようです。

 このアンケートの中に「健康的な生活を送っていれば妊娠できるか?」という質問がありました。答えは×です。正しく答えられた日本人は28・7%。他国の9割近くの正答率に比べて見劣りします。

 どんなに健康的な生活を送っていても、年をとると妊娠生殖能力は低下します。35歳を過ぎて「そろそろ赤ちゃんでも…」と考えたとしても、なかなか思い通りにはならないこともありえます。芸能人などで40歳を過ぎて出産する人が話題になりますが、「だから自分も40歳過ぎに出産しよう」なんて思わない方が賢明です。

 「だめなら不妊治療がある」と思っている人もいるかもしれませんが、不妊治療の成功率は35歳を過ぎるとぐんと下がります。不妊治療へ助成する自治体が増えていますが、子供を増やしたいなら10代のうちに正しい妊娠出産の知識を教えた方がよっぽど効果があるのではないでしょうか。

 もちろん、妊娠生殖能力を低下させる要因は加齢だけではありません。喫煙や性感染症、極端な肥満やダイエットなども不妊の原因になることは知っておいた方がいいでしょう。

 このアンケートでは意識調査も行っています。日本人は他国の人に比べて「子供を持ちたい」という欲求が低く、逆に育児への負担感を強く感じているそうです。今子供が欲しくなくてもいずれ欲しくなるかもしれないという可能性を常に頭の片隅に置きながら、育児に適した環境を整える必要があるでしょう。(産科医・ブロガー 田村正明)

この記事にもあるように、妊娠は、加齢とともに難しくなります。
不妊治療は、妊娠を希望する夫婦にとって有効は方法ですが、万能の方法ではありません。
不妊治療を行ったからと言って、誰でも妊娠できるようになるわけではないのです。

お子さんを希望される方は、年齢と妊娠との関係を考慮に入れたうえで、若いうちから人生設計をされることも必要なことではないでしょうか?

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