男性不妊の原因、精子の運動率を上げるには!?

こんにちは!
このところ、昼間は春らしい気候になってきましたね。
銀座の街でも、春物の薄手のコートに着替えた女性たちが目につきます。今年は暗いニュースの多い春ですが、被災地にも早く春が訪れるよう、弊社も寄付を行って、被災地の方々を応援しています。
こんな時だからこそ、気持ちだけでも、明るく保ちたいものですね。

弊社は、インドでの代理出産、韓国での卵子提供をご提供しておりますが、弊社にご相談に来られる方の多くは、国内での不妊治療を受けて来られた結果、お子様を授かることができず、海外での治療を決意された方がほとんどです。特に卵子提供の場合、長年体外受精を繰り返し、結果が出なかったと嘆く方が少なくありません。
そうした方々からお話しを聞く際、長年お子様を授かれない原因は女性の側にあることを前提と思われている方が多いのですが、実は、男性側に原因がある場合もあります。最近は環境ホルモンの影響で男性不妊が増えているという報告もあり、精子の状態が良くない方も増えているのです。

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WHOの基準では、1回の射精量が2ml以上、精液1mlあたりの精子の数が2000万以上、運動率50%以上、奇形率15%以下を正常としています。
精液検査によって、この基準に達しない場合、男性側の不妊の原因があることが疑われます。

男性の生活習慣には、精子の運動を妨げる要因が、実はたくさんあります。
活発に精子を活動させ、運動率を上げるためには、日常生活で以下のようなことを気を付けなければいけません。

  • 飲酒

過度のアルコール摂取は、テストステロンや精子の量が減少させる恐れあります。
また、飲み過ぎは性欲を減少させたり、精液の減少と運動率を低下させる原因にもなります。
精巣内にはアルコールを分解する酵素があるのですが、分解される過程でできるアセトアルデヒドという非常に毒性の高い物質が精巣中で増加し、精子を作る能力を奪ってしまうのです。また、生殖能力に不可欠な亜鉛の吸収を妨げ、生殖能力を低下させるだけでなく、免疫力が低下し、肝機能への障害も出てきます。

  • 喫煙

喫煙は、健康に悪影響があるのは周知の事実ですが、精子にも悪影響があります。
喫煙者は非喫煙者に比べ、精子の数は、10%~17%減少し、運動率も低下すると言われています。喫煙習慣は、女性側にはもちろんですが、男性にも見直してほしいことの一つですね。

  • 精巣温度の上昇

以前、当ブログでもお伝えしましたが、膝の上にパソコンを置いて作業するだけで、精巣には悪影響があるのです。
精子の造精には体温よりも1度~2度低い温度が適温と言われています。
また、座りっぱなし、無理な締め付けなどは、精巣の温度を上げる原因になります。陰嚢、精巣の温度が摂氏1度上昇するだけで、健康な精子の生産量が最大40%減少するという報告もあるそうです。

  • 環境ホルモン、電磁波

携帯電話をズボンのポケットに入れている方、多いですよね。
携帯電話をポケットに入れている男性は、そうでない男性に比べ、精子の数が最大で30%少なくなる、という報告があります。ちょっとしたことですが、知らず知らずのうちに影響を受けている可能性があるので、気を付けましょう。

  • ストレス

女性の卵巣機能にも、ストレスは大敵。男性にとっても、やはりストレスは大きな影響があります。
お酒やタバコでストレスをごまかすのではなく、体を動かしたり、趣味の時間を持つなど、男性にもストレス解消が必要ですよ!

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