朝日新聞の記事と私どもが見てきたこと

こんにちは。
本日は朝日新聞の記事に関して述べさせて頂きたいと思います。

弊社では出来るだけマスコミの方にお会いし、患者側、代理母側のご事情や苦しみを知って欲しいと、可能な限り取材を受けるように心がけております。
最近では、NHKやキャリアブレインや週刊朝日の取材を受けました。
朝日新聞の記者、岡崎氏からも昨年12月に取材の申し入れがあり、まずは電話でお話しすることにいたしました。

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電話にて、岡崎氏はすぐに代理母と会わせて欲しいということを要求されました。弊社では、「代理出産の記事を書くには、患者側と代理母の両方をしっかり取材する必要があります。患者側の取材をしっかりされたのですか?」と伝え、また「多くの視点から代理出産を取材した方が良い。クライアント側の立場もしっかり取材して、マイノリティの意見も取り入れ、また代理母の今までの生活、環境を根本的に確認してから、代理母にとって必要なものか、必要でないものかを、しっかり取材して欲しい」とも伝えました。
しかし、岡崎氏は「もうインドに再来週に行きますので、その件で取材をしたい」と強行に主張されました。
このことから、弊社に取材する前に、この記者は書く内容を既に決めているのではと感じ、また、取材内容以前の問題として、一方的にご自身の都合のみを要求される姿勢を非常に疑問に思ったので、弊社は朝日新聞への取材へのご協力をお断りした経緯があります。

諏訪クリニックの根津院長が書かれた、「代理出産―不妊患者の切なる願い」の1章での、朝日新聞が根津院長を騙し、記事にしたということがが書かれております。
また弊社の2月4日の記事でも書きましたが、週刊朝日も同様の記事を載せる予定でおります。
どうも朝日系列は大きい力を利用して、一方的な角度からみた代理出産のみを国民に伝えようとしているのではないかと思います。

結局私どもの予想通り、代理母側の本当の願いや思い、そして患者側の苦しみや思いを知るすべなく、あえて悪い環境の代理母住居の写真を記事に載せ、さも100%被害者のような記事になっております。
取材前から計画された記事のように弊社は思えました。

朝日系列の代理出産の取り上げ方は、代理出産の否定的な側面を強調し、歪曲したイメージを流布しようという意図的なものを感じます。

是非、インドを知ってください。
インドの貧困層は、前の世代、その前の世代と何世代も続く負の連鎖に苦しめられ、あがく余地もないほど、その悪循環から抜け出すのは難しい状況です。
その貧しさは私たちの想像を脱しております。
カースト制度もあり、低学歴でもあり、英語も話せず、文字も書けない。
そのような貧しい流れを断ち切ることを、貧困層の人々は望んでおります。
そのような方々にとって、代理母という仕事は、貧困の悪循環から脱するための有効な手段とも言えるものなのです。

また代理母に依頼する、日本人やインド医師からすれば、代理母に快適な環境で、ストレスもなく過ごして頂くことは、協力頂くに当たってとても重要なことです。代理母を行っている際も幸せに思え、出産頂いた後も、「代理出産に協力したお蔭で子供を大学に行かせられる」という言葉。
代理出産を行う上では、代理母が幸せでなければ絶対になりません。

私共は依頼者側と代理母、双方が幸せでいられる、WIN-WIN関係をいつも考えております。
日本とインドで苦しまれている方々のサポートをし、幸せのお手伝いが出来ればと。

一日分のブログでは私どもの思いは書けませんが、患者側、代理母側の双方の実情を、本ブログで随時お伝えして参ります。

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