不妊治療の先進医療について

こんにちは。9月に入りましたが、全国各地で30度前後の日々が続いております。
まだまだ熱中症にも気を付けながら過ごしていかなければなりませんね。

例えば、下記の治療が保険適用の治療と併せて行うことができる先進医療となっています。
・SEET法
・タイムラプス
・子宮内膜スクラッチ
・PICSI
・ERA / ERPeak
・子宮内細菌叢検査(EMMA / ALICE)
・IMSI
・二段階胚移植法
・子宮内細菌叢検査(子宮内フローラ検査)
・不妊症患者に対するタクロリムス投与療法
・マイクロ流体技術を用いた精子選別(膜構造を用いた生理学的精子選択術)
・着床前胚異数性検査(PGT-A)

先進医療を実施している医療機関の一覧は下記URLとなります。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan02.html

https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/kosodate/josei/funin-senshiniryou/gaiyou.html 東京都福祉局

東京都の医療機関で着床前胚異数性検査(PGT-A)が先進医療として保険適用の治療と併用できる医療機関はまだございません。

今回、子宮内細菌叢検査のEMMA / ALICEと子宮内フローラ検査の違いがあるのか気になりブログにしようと思いました。

まず、どちらの検査も子宮内の細菌叢を調べる検査となります。
昨今の研究で、子宮内環境についても妊娠・出産に影響することがわかってきています。
子宮内のラクトバチルスに関して子宮内フローラ正常群(子宮内のラクトバチルスの割合が 90%以上)と子宮内フローラ異常群(子宮内のラクトバチルスの割合が 90%未満)の女性で分けて妊娠率及び生児獲得率を調べた結果、ラクトバチルス 90% 以上のグループでは妊娠率 70.6% 、生児獲得率 58.8% でした。対してラクトバチルス 90%未満のグループでは、妊娠率が 90%以上のグループの約半分 33.3%、生児獲得率に至っては約 1/10 の 6.7%という結果でした。
これらの結果から、子宮内は乳酸菌の一種である善玉菌のラクトバチルスの割合が多い状態が好ましいとされています。
またラクトバチルスが少ない状態ですと、 「細菌性腟症」や「子宮内膜炎」の原因にもなるともいわれており、ラクトバチルスの割合を増やしてあげることがとても重要ということが分かってきました。
ラクトバチルス菌を増やすにはサプリを利用し取り入れることが可能です。

https://varinos.com/services/flora/ varinos

☆EMMA
子宮内の細胞を網羅的に調べます。
EMMA検査結果は、NORMAL:子宮内のラクトバチルスが90%以上、ABNORMAL:子宮内のラクトバチルス90%未満、MILD:子宮内の菌の数はそれほど多くありません、ULTRALOW:子宮内の菌がほとんど検出されませんでしたの4段階になっています。

☆ALICE
慢性子宮内膜炎に関連する主な細菌10種類をリストアップし、その細菌があるかどうかということのみを見ています。
ALICE検査結果は、NEGATIVE:病原菌は検出されませんでした、またはごく少量のため問題ありません、POSITIVE:病原菌が検出されましたの2種類の結果となっています。

EMMA、ALICE検査で検出された細菌のバランスによって、適切な抗菌薬を推奨します。

☆子宮内フローラ検査
EMMA / ALICEより子宮内フローラに特化した検査で腟または子宮内に存在する 善玉菌・ラクトバチルス属菌の割合を調べる検査です。検体に含まれる細菌の DNA を検査するため、ラクトバチルス以外の細菌、常在菌や細菌性腟症の原因となる細菌の割合も 1回の検査で分かります。

Varinosのセミナーでの発表で、新橋夢クリニックにおける子宮内フローラ検査では判定不能が8.4%であったのに対しEMMA / ALICEではULTRALOWが7.9%という結果であったとのことです。
この判定不能とULTRALOWという結果は、両方とも菌量が非常に少なくて検出不可能であるという意味で使われているため、結果からより細菌叢を検知することが可能ということがわかります。

治療の結果次第では、EMMA / ALICEや子宮内フローラ検査も医師と相談の上、受けてみることも必要となるかもしれません。皆さんに必要な治療が少しずつ保険適用になったり先進医療として保険適用の治療と併せて治療できるようになることを祈っています。

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