クルーガーテストってどんな検査

こんにちは!
今週は台風が来たり、雨の日が多かった印象です。
6月になると梅雨入りもしますし、今週末は新しい傘を買いに行こうかな。

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さて、本日はクルーガーテストについてお話しをさせていただきます。

クルーガーテストとは、精液中の精子を顕微鏡で確認し、精子の奇形を見る検査です。
検査時には特殊な溶液を使用し、精液中の精子に色付けを行ってから顕微鏡で確認します。

クルーガーテストで、正常とされる精子が15%以上あれば自然妊娠も期待できますが、4%未満の場合は奇形精子症と診断されます。精子の奇形は、頭部の奇形と尾部の奇形に大きく分けることができます。頭部に異常のある精子は、非常に受精しにくいとされています。

<精液検査の標準値>※WHOラボマニュアルに準拠している場合
精液:1.5ml以上
pH:7.2以上
精子濃度:1ml中に1500万以上
総精子数:3900万以上 ※3900万未満の場合は乏精子症
精子運動率:40%以上 ※40%未満の場合は精子無力症
正常形態精子率:4%以上 ※4%未満の場合は奇形精子症

奇形精子症の原因はさらに詳しい検査により、精索静脈瘤、逆行性射精、染色体異常などが見つかる場合もあります。
原因不明の場合は、喫煙・飲酒・食生活など生活習慣の改善を行う事により、正常形態精子率が上がる事もあります。
まずは専門医師にご相談しましょう。