性感染症検査ー不妊治療開始の初めの一歩

4月14日は何の日かご存知ですか?

2月14日がバレンタインデー、3月14日がホワイトデーであることから、佐賀県佐賀市では、その一箇月後の4月14日をを「パートナーデー」と定めて、家庭・職場・地域等で互いを思い遣り、男女が共に参画する社会を目指す日としたとの事。 なかなか良いアイディアです!

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さて、不妊治療中の方やこれから始めようという方、ひいてはこれから先妊娠、出産を漠然とでもお考えの方はには、是非知っておいて頂き調査結果が、4月12日に発表されています。

全国の妊婦32.6万例の大規模調査で判明
妊婦の2.4%に性器クラミジア感染症
早産や新生児肺炎の懸念、男性の治療も必須


全国の妊婦約32.6万例の調査で、2.4%の妊婦が性器クラミジア感染症を有していたと、第67回日本産科婦人科学会学術講演会で4月12日、熊本悦明氏(性の健康医学財団名誉会頭、札幌医大名誉教授)が発表した。

性器クラミジア感染症の8割は無症状で本人に自覚がないが、妊婦にとっては流産、早産、低体重児、新生児肺炎――などの懸念がある。熊本氏は、「欧米と比べても日本における妊婦のクラミジア感染率はかなり高い。1988年に日本性感染症学会が設立され予防のための啓蒙活動を展開してきたが、足りていないことが分かった。この問題をより広くアピールする必要がある」と強調した。

[中略]

性器クラミジア感染症は、一般女性では、骨盤感染症、子宮外妊娠、不妊症の原因となる可能性がある。熊本氏は、「妊婦は性生活のある女性のうち、たまたま妊娠した例とすると、一般女性において無症候の形でクラミジア感染が著しく流行していると考えられる」と説明した。

治療においては本人のみならずセックスパートナーの治療が必要だが、男性側でも尿中白血球数が少ない「無症候感染例」がかなり多い。さらに、オーラルセックスによって咽頭感染例が10%にみられるとの報告がある。「女性がクラミジアに感染していたら、男性側は尿検査の結果にかかわらず積極的に治療しなくてはならない。咽頭感染については耳鼻咽喉科との連携が必要」と熊本氏は強調した。

記事には欧米に比べて日本が感染率が高いとの数値も示されております。 不妊治療に通って始めて、初めて自分の感染を知る方もおられます。

クラミジア感染症に限らず、不妊治療をするか否か、将来自分は子供を持ちたいか否かに関わらず、まずは自身の体の事を知る為にお受け頂きたい検査です。

お子さんを望まれる方にお受け頂きたい事は言う前でもありません。