クラミジア感染症について

こんにちは。

最近は随分肌寒い日が続いていますが、天気が良くて気持ちがいいですね。

medi1118

本日はクラミジア感染症についてお話したいと思います。
クラミジア感染症は不妊の原因となり、近年増加していると言われています。

クラミジアは性行為によって感染しますが、自覚症状があまりありません。
症状としては出血があったり、おりものが増える程度ですので、感染に気付かず卵管に炎症をおこし、骨盤腹膜炎、肝臓周辺へと炎症が広がっていきます。
 
その結果、不妊症の原因となる卵管・卵管周囲癒着や卵管水腫等につながります。
自然治癒をしない為、抗生物質の服用、もしくは癒着が酷くなると癒着剥離術が必要になる事もあります。
また、子宮外妊娠起こす可能性があり、子宮外妊娠を起こす約3割がクラミジアに感染していると言われています。

クラミジア感染の診断には、次の二つがあります。

* 抗原検査
* 抗体検査

① 抗原検査は病原体そのものを見つける方法で、子宮頚管の上皮を取りクラミジアの病原体がいるかどうかを調べます。
抗原検査の結果が陽性の場合はクラミジアに感染していると判断されます。

② 抗体検査は血液を採取し、クラミジア抗体があるかどうかで感染した事があるかどうかを調べます。
抗体があれば過去にクラミジアに感染した事があるということになり、検査をした時点以前の状態を知る検査となります。
抗体検査の問題点は、性行為感染症でクラミジアに感染していなくても、肺や目などにクラミジア属の病原体が感染していれば反応が陽性になる事、病気が治ったかどうか、再感染していないかどうかの判定には使えない事です。

知らない間に感染の可能性があるようですので、今後の為にも、未だ検査を受けていらっしゃらない場合は一度受けてみられてはいかがでしょうか。

記事が良いと思われましたら是非クリックをにほんブログ村 マタニティーブログ 海外不妊治療へ

Copyright:c  2008-2014 MediBridge Inc. All Rights Reserved