遺伝情報が1文字違うと不妊に!?

こんにちは。

medi 1111

肌寒い日が続いて随分木々も色づいて来ていますね。

本日は毎日新聞に気になる記事があったのでご紹介します:

遺伝情報:1文字違うと不妊に…マウスで実験 理研チーム

約30億塩基対ある全遺伝情報のわずか1文字(1塩基対)の違いで不妊が起きることをマウスの実験で確認したと、理化学研究所バイオリソースセンター(茨城県つくば市)のチームが発表した。オス、メスともに生殖器の一部が正常に作られず、不妊になっていたという。同じ原因でヒトの不妊が起きている可能性もある。英科学誌サイエンティフィック・リポーツ電子版に掲載された。

生物の遺伝情報は、細胞内のDNAに塩基と呼ばれる4種類の文字、A(アデニン)、G(グアニン)、C(シトシン)、T(チミン)を組み合わせた暗号文字で書き込まれている。

 チームは、生物の組織の形成に深くかかわるベータカテニンと呼ばれるたんぱく質を作る遺伝子に注目。このうち1文字が、通常のTではなくAに変わったマウスを作った。その結果、オスは精液の成分を分泌する精のう、メスは子宮につながる膣(ちつ)の異常が確認された。一方、精子や卵子は正常に作られ、他の異常もなかった。

 チームの村田卓也開発研究員は「ヒトとマウスのベータカテニンの構成は同じで、マウスの解析結果がヒトにも当てはまる可能性が高い。不妊の早期診断、早期治療につながるかもしれない」と話している。

約30億もある全遺伝情報のたった1文字の違いで不妊が起きるとは、つくづく生命の神秘を感じます。
遺伝子の研究が進み、その他の病気の原因や治療法などが解明されれる事を願う一方、全てが明らかになるのは怖い気がするのは私だけでしょうか。

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