フーナーテスト(性交後検査)

こんにちは!
昨夜は東京地方では激しい雷でしたね、私は夏の天体ショーをオフィスから眺めておりましたが、皆様大丈夫だったでしょうか。

さて、本日は不妊検査テストのひとつフーナーテスト(ヒューナーテスト)についてご案内いたします。

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フーナーテストとは、排卵時期に合わせて性交をした後、子宮頚管粘液に元気な精子がどのくらいいるかを調べる検査です。
この検査では、射精された精子が元気に泳いで子宮頸管内に進入できているかどうか、頸管粘液は精子が泳げるほど十分に出ているか、抗精子抗体が邪魔をしていないかなどを調べることができます。

検査は、排卵直前に、タイミングをあわせて早朝の性交渉後、数時間以内に受診して行います。 当日の朝がいろいろな理由で難しければ、前夜の性交渉でも検査は可能です。子宮の出口より頸管粘液を採取して、顕微鏡で観察して運動精子の数をカウントします。 この結果が良好であれば、精子が子宮頸管粘液の中を元気に泳いでいけることがわかります。

検査結果が不良で、男性側の精液検査では問題がなかった場合、次のふたつの原因が考えられます。

1.頸管粘液の質が悪い
頸管粘液の粘土が高い、もしくは強い酸性を示した場合は精子は子宮頸管を通過することができず、卵管までたどり着きません。

2.女性に抗精子抗体がある
この場合、粘液中にある抗体に精子がくっついて精子が死んでしまいます。フーナーテストの結果が常に悪い場合は女性の抗精子抗体を調べる血液検査を行い、その結果が強い陽性だった場合には体外受精を行う必要がございます。

フーナーテストは100年も前から行われていて比較的簡単な検査ですが、いまでも有用な検査方法です。
特に男性側が不妊検査を拒否した場合、この検査方法を用いて結果を見てみるという方法もいいのではないでしょうか。
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