やっぱりあった!笑いの効果

暑さがじわじわ来ていますね。湿度が低めなのが救いです。
本日は日曜日。弊社も休日なので、弊社のこと、不妊治療のことから少し脱線します。

baby

ずっと気になっていた事がありました。本日、ふと調べていたら、見つけました。やはり!という思いがあり、ご紹介せずにはいられなくなりました。

 それは、体外受精の胚移植後に笑う事で妊娠率が有意に上昇したという臨床試験結果報告です。
2011年のFertility and Sterility(妊孕性と不妊症)の5月号に報告されたのだそうです。現在は医学論文のデータべ―スに格納されています。(しかるべき手順を踏めば、取り寄せられます)
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The effect of medical clowning on pregnancy rates after in vitro fertilization and embryo transfer.(医療行為としての笑いが体外受精及び胚移植後の妊娠率に与える効果)

笑うことで、癌が縮小あるいは消失するという話はよく聞きます。笑うことで体内のNK細胞なるものが活性化し、免疫力が上昇するのだそうです。
ならば、妊孕性(妊娠し易さ)だって、笑うことで改善するのではないのかしら。と漠然と考えていました。体外受精に失敗し「考えても仕方ないからとにかく笑って過ごすことにしたら妊娠した」とおっしゃっる方を知っていたせいもあります。同じように考えた研究者がいらしたのですね。

 臨床試験の方法は少々拍子抜けするほど直接的です。ちょっと笑ってしまいました。研究者達はもちろん大真面目です。

イスラエルの病院で体外受精を受けていた219名を2つのグループに分け、一方には胚移植後のベッドで12分~15分、プロのコメディアンがコントや手品を披露し、もう一方のグループには通常通りの胚移植を行ったとのことです。
 結果は?

笑ったグループの女性の妊娠率:36.4%
通常グループの妊娠率:20.2%

 
これは統計的には、有意に上昇したといえる結果であるとの報告でした。

この研究チームはストレスの軽減と妊娠率に相関関係があることに注目し、笑うことでストレスを発散させたらどのような結果になるか。というは発想から、この試験を行ったようです。私のような、根拠の薄い思い込みからではありませんでした。笑いでストレス軽減とは、鋭い洞察です。

 免疫力の向上を検討する研究では、「笑い」は「大笑い」である必要はなく、口角を少し上げ、脳に「笑顔である」と信じ込ませるだけでも効果ありとされていました。
笑顔は誰にでも出来るうえ、体に良くて、お金もかからず、見ている人も幸せになるなら、こんないいものはありません。
顔のしわが少し増えるかもしれませんけれど。

 とりあえず、笑ってみようと思います。

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