漢方療法の効果って?

こんにちは。
急な気温の変化に体調を崩されておられる方も多いのではないでしょうか。
体調不良を感じたときには、無理をせずゆっくり休むことが大切ですね。

さて、今日は漢方薬の効果についてお話させて頂きます。
近年、不妊治療病院でも多く取り入れられていますが、西洋医学とは違った視点から病気を改善していくのが、漢方治療です。

西洋医学で行っている、検査を行い、結果から病気の原因を突き止め、改善すべき症状等に対して投薬や治療をする、基本方針に対し、漢方療法は患者の体内コンディション・バランスを本来の正常な状態に戻すことで、病を治そうという考え方です。

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そこで今回は不妊に有効な生薬とその効果をいくつか紹介いたします。

当期(トウキ)
セリ科カラトウキの根。血に滋養を与え、循環を活性化させます。貧血病、月経不順、更年期障害など、婦人薬として使用します。

紅花(コウカ)
キク科ベニバナの花弁。薬膳の素材としても知られている紅花は、血液の流れを改善します。月経不順などの婦人病に効果的です。

枸杞子(クコシ)
シナス科クコの果実。滋養強壮剤として肝臓などに効き目があり、性不能性、腰痛、めまい、耳鳴りなど症状改善の為に使われます。

丹参(タンジン)
シソ科タンジンの根。停滞する血をサラサラにして動かし、循環を促進します。また、精神を鎮め、イライラを和らげる効果もあります。

牡丹皮(ボタンビ)
キンポウゲ科ボタンの根皮。婦人科疾患、月経不順、月経困難など、停滞する血液障害のあるものに効果的です。

地黄(ジオウ)

ゴマノハグサ科アカヤジオウの根。滋養強壮効果が高く、血に活力を与えます。停滞する血行障害のあるものに応用します。

注:これらの漢方は妊娠中には避けるべき生薬と指定されるものもあります。必ず医師の指導のもと、使用するようにしましょう。

漢方を使用する事で必ず妊娠しやすくなると保証されているわけではありませんが、冷えや月経トラブルを改善する目的には効果的です。
不妊の原因で一番多く見られるのが、血の滞りによる於血です。
これは、運動不足、冷え等で血液の流れが滞り、子宮や卵巣に栄養分やホルモンが行き渡らなくなく状態です。子宮が於血の状態にあると、月経不順、月経痛、不正出血、子宮筋腫、子宮内膜症などの症状を引き起こすと考えられています。
また、子宮内膜が厚くなりにくく、着床の妨げにもなると東洋医学では考えられています。

漢方を不妊治療と併用して上手に取り入れて、体質改善をしてみるのも一つの方法かもしれませんね。

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