肥満の要因となる遺伝子の一つを特定、京都府立医大

こんにちは。
ようやく暑さも落ち着き、夜には鈴虫の声が聞こえる季節になりましたね。
夏の間は食欲が落ちた方も多かったのではないかと思いますが、これから食欲の秋、食べ過ぎには気を付けましょう!

さて、食欲の秋で体重の増加も気になるところですが、今日は肥満の遺伝子に関するこんなニュースを。

adipositas

肥満:要因になる遺伝子の一つ特定 京都府立医大グループ

京都府立医大の池田宏二助教(循環器内科)らのグループは10日、脂肪がたまって肥満体になる要因の遺伝子の一つを特定したと発表した。「ARIA」という遺伝子で、この働きを抑制する方法を研究すれば、肥満防止薬の開発や治療につながる可能性があるという。11日に英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版で発表する。

 池田助教によると、生体には血液が不足した部分に新しい血管を作り出す能力がある。一方、血管の内皮などにあるARIAは血管の新生を抑制する働きを持つことが分かっていたという。

 グループは今回、ARIAが脂肪組織にも多く含まれることに着目。ARIAを破壊したマウスと通常のマウスに11週間にわたって高脂肪食を与えた。いずれも当初は約20グラムだった体重が、通常マウスは約45グラムに増加したのに対し、ARIA欠損マウスは約38グラムにとどまった。欠損マウスの脂肪組織に新しい血管が多く作り出されており、脂肪が効率よく燃焼したことで肥満が抑えられたらしい。

 池田助教は「ARIAの働きを抑えれば肥満を防ぐと同時に、血管の新生を促進し、心筋梗塞(こうそく)などの治療効果も期待できる」と話している。【榊原雅晴】

肥満は健康上、様々な問題を招きます。
現代人の生活は、欧米化した食事、車や電車の普及による運動不足など、肥満を招く要因がたくさんあります。
妊娠・出産を希望する女性にも、肥満は大敵です。
こういった研究で、肥満を防ぐことができれば、肥満によって引き起こされる疾患のリスクも減らすことができるでしょう。

とは言っても、肥満を防ぐには、やはり運動と食生活の改善が一番。
毎日の生活から、気を付けたいものですね。

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