男性不妊への意識を高める

こんにちは。
6月も残すところあと数日。初夏が近付いていると思うと、それだけで心がウキウキする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
梅雨のジメジメに負けず、今月を乗り切りましょう。

ajisai

さて、不妊治療という言葉を聞いて、対象者に女性を思い浮かべてしまう方が依然として多い今日。男性不妊への意識を高める必要があります。
これまではメディアで耳にすることがあまり無かった男性不妊ですが、最近では取り上げられるようになり、意識を高めようとする社会の動きを感じることが出来ます。

精子に異常あり!増加する男性不妊の実態と対策は

「不妊の原因の半数は男性にある」と、産婦人科医師・富坂美織氏は言う。
この事実は少しずつ知られてきたが、まだ少なくない男性が検査を嫌がり、責任を女性になすりつけようとするようだ。
しかし、女性と比べて男性の検査はとても簡単だし、無精子症・乏精子症などへの対策も進歩している。
「妊娠・出産・不妊のリアル」を積極的に知らなければならないのは、むしろ男性なのだ。

記事では、不妊治療に対する男性の意識がまだまだ低いことが書かれています。
そして、男性側の検査が女性より簡単で負担も少ないと述べています。

4回のスクリーニングを行なう女性と比べると、男性側の不妊検査はとても簡単で、精液検査と感染症の採血のみです。精液は家で取ってもらってもいいし、病院が用意した部屋で取ってもらうこともできます。それだけで男性は終了です。簡単なので積極的に受けてほしいと思います。

女性側に異常がある場合は、生理不順や腹痛など自覚症状があることも多いのですが、男性の場合、自分の精子が大丈夫かどうかは精液検査を受けないとわかりません。

精液には量的な問題と質的な問題があります。量的な問題とは精子数が少ないことであり、質的な問題とは動きが悪かったりすることです。
男性の精子に問題があった場合、女性側に問題がなくても人工授精や体外受精になります。

さらに、検査の結果次第でどういう対策があるのかも紹介されています。

数は多くありませんが、無精子症の方もいます。これは精液の中に精子が1個もいない病気です。
この場合も、精巣や精巣上体で精子を見つけ、それで顕微授精を行なえば、妊娠の可能性があります。

精子に問題がある人であっても、多くは乏精子症(ぼうせいししょう)です。精液中の精子がゼロではないのですが、数が少ないのです。たいていの場合、人工授精や体外受精が必要になります。

不妊治療は、夫婦一緒にするべきものです。
原因がどちらにあるか分からないから、というのも勿論理由の一つですが、家族を増やすという試みは、やはり夫婦揃って行うべきだと思うのです。
お互いに協力し合い、治療過程の時間を共有し合うことで、誕生するお子様への愛情も一層深まるのではないでしょうか。

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