何事にも相性が重要

こんにちは!
沖縄は昨日から梅雨入りしたようですね。
本格的に雨が続く前に、五月晴れの日を存分に味わっておきたいところです。

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さて、先日は不妊治療に伴う一般的な検査をご紹介しました。
ところが、不妊の原因を知りたくて男女それぞれ一般的な検査を受けても、異常が特に見られないこともあります。
その場合、さらに詳しく調べる特殊検査で原因を追求することができます。
この中に「男女の精子・粘液の相性」を調べる検査があります。
ちなみに粘液とは、女性の頸管粘液のことです。

頸管粘液とは、子宮頚部から分泌される粘液です。「おりもの」とも呼ばれますが、このおりものの量が多くて悩む女性も多いようですね。
この粘液は月経の周期に合わせて量や性質が変化します。
特に排卵日が近くなると量が増え、サラサラな粘液に変化します。よく糸を引くようにもなります。
このように変化することで、膣内に射精された精子が無事に泳ぎ子宮にたどり着きやすくしているのです。

この女性の粘液と男性の精子の相性が悪いと、精子は膣内をうまく泳げず、子宮に辿り着くことが出来ません。
お互いの精子や卵子などに異常がなくても、精子が子宮に辿り着けないため、受精ができないことがあるのです。
この相性、目に見えないだけに気付くことが出来ず厄介ですね。

そこで特殊検査の出番がきます。
検査には以下の2種類があります。

・ヒューナーテスト
・ミラークルツロック検査

ヒューナーテストは実際に性交渉を行った後で、女性の膣、頸管、子宮それぞれを調べるものです。
各部位にどの程度精子が見つかるかを調べ、精子の進行度合いをチェックします。
ミラークルツロック検査は、性交渉は行わず、頸管粘液と精子を別々に採取して調べるものです。
採取した粘液と精子をスライドグラス上で隣同士に接触する程度の距離に置きます。
数時間後、精子が粘液にどの程度侵入できているか、どの程度精子が生きて活動できているかなどをチェックします。

一般的な検査を受けて異常が特に見られないのに…とお悩みの方は、一度粘液と精子の相性を調べてみるといいかもしれません。

 

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