iPS細胞による網膜再生、厚労省の審査へ

こんにちは!
今日の東京は曇り空で、すっかり冬に逆戻りしたようです。
暦の上では春で、早く春物のコートを着たい気分ですが、まだまだ寒い日が続きますね。

さて、今日は、iPS細胞による目の治療のニュースをお伝えします。

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iPS細胞で網膜再生治療 病院も承認…申請へ


理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)のチームから、iPS細胞(人工多能性幹細胞)で目の難病「加齢黄斑変性」を治療する臨床研究の実施を申請されていた先端医療センター病院(同市)の倫理委員会(守殿(かみどの)貞夫委員長)は13日、同研究の実施を承認した。チームは理研の倫理委の承
認も得ている。3月までに厚生労働省へ審査を申請する予定で、承認が得られれば、今年中にもiPS細胞を使った世界初の治療がスタートする。

 同病院の倫理委によると、理研チームが現在実施中の安全性試験の最終結果が得られ次第、同倫理委へ報告することなどを条件に承認した。

 臨床研究では、加齢黄斑変性のなかで、目の血管が異常に増えて、網膜の一部「色素上皮」が傷み、中心部が見えづらくなる「滲出(しんしゅつ)型」の50歳以上の患者6人が対象になる。同センター病院で行われる治療では、眼球に特別な注射針を刺して、傷んだ色素上皮や血管を取り除き、そこへ各患者のiPS細胞から作製した色素上皮の細胞シート(2ミリ角程度)を貼り付ける。

 同チームの高橋政代・プロジェクトリーダーは「眼球に針を刺す手術の危険性は数%あるが、iPS細胞のリスクは、それよりはるかに小さい。安全性を確認しつつ、技術を高めていきたい」と話している。

昨年ノーベル賞を受賞した京都大学の山中教授がiPS細胞の研究者としては有名ですが、様々な医療の場で応用が始まっているのですね。
不妊治療の分野でも、卵子や精子がiPS細胞から作製されたり、生殖医療の分野でも注目されています。
今後の研究成果と実用化が期待されますね。

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