少子化ニッポンの未来 失われる卵子と闘う夫婦

こんにちは。
もうすぐ3連休ですね!
日光や箱根等では、紅葉が見ごろとのこと。
混雑が予定されますが、日本人なら毎秋見たいものですね!

さて、フジテレビ系ニュースでは、日本の生殖医療について取材しています。。

エッグドナー 秋

少子化ニッポンの未来 失われる卵子と闘う夫婦

日本は今、「世界一の不妊大国」と言われています。
その理由の1つにある出産の高齢化。
失われていく卵子と闘う夫婦を取材しました。

学生たちが、真剣なまなざしで聞いているのは「妊活」。
出産と仕事の両立について学んでいた。
大学生は、「そもそも、卵子は毎月出るものだと思っていた。それが違うんだということに、すごくびっくりした」、「就職前、結婚前に、こういう情報を知る機会がみんなにあれば」などと語った。
こうした講義が行われるようになった背景には、日本の深刻な出産事情があった。
2012年の調査で、ついに初産の平均年齢が30歳を超えた。
この現状に、国立成育医療研究センター不妊診療科の齊藤英和医長は「これは、かなり(日本人女性の)妊娠能力が落ちている。妊娠しやすい時期、僕は20代後半だと思っているので、5~6歳も高齢になっているということ」と語った。

妊娠の高齢化で、立ちはだかる壁。
それが「卵子の老化」。
30歳と42歳の受精卵を比べると、30歳の受精卵は、とても活発に細胞分裂していくが、42歳の受精卵は、動きがゆっくりで、分割の仕方も均等ではない。
卵子の老化が進むと、受精したとしても発育せず、妊娠しにくくなる。
岡本尚之さん(43)・藤子さん(42)夫婦は、結婚から4年がたった40歳の時、不妊治療を始めた。
それから2年、生活のほぼ全てを、妊娠しやすい体にするための「妊活」に費やしている。
夫・尚之さんは「漢方も、申し込んで結構待った。2カ月待ち。やっぱり、あとがないというのがあったから、すごく長い」と語った。
妻・藤子さんは「長かったね。でも予約したね」と語った。
体の調子を整えるため、夫婦ともに、朝晩のサプリメントは欠かさない。
藤子さんは「体を温めるために、靴下とか、腹巻きとか。靴下はきょうは5枚。靴下重ねばきというのは(妊娠の)セオリーがあって」と語った。
おなかには、遠赤外線のマットをつけ、寝る前には、おきゅうをする。
この2年でかかった治療費は、500万円だという。

しかし、結果がなかなか出ないため、10月、血液検査をするだけで、自分に残された「卵の数」がわかる「AMH」という検査を受けた。
AMHは、個人差があるものの、年齢とともに数値が減っていく。
42歳の岡本さんの結果は、その平均を大きく下回る0.29と、非常に厳しい値だった。
両角フジテレビレディースクリニックの両角和人院長は「早めに治療をした方がいいと思います。どんどんやっていかないと、閉経が来てしまうので」と告げた。
尚之さんは「ちょっとじゃない、結構ショック。自分が思っていたより、相当低い」と語り、藤子さんは「1桁台ぐらいあればいいのかなって話してたもんね」と語った。
そして、藤子さんは「でも、しょうがないかな」、尚之さんは「頑張ろう」と語った。
岡本さんは、限られた時間を有効に使うため、予定を早めて治療を進めることにした。
こうして現状を知り、少しでも早く知識を得て、1歩踏み出すことが大事だという。
齊藤医長は「気づいたら早めの治療。1年待とうというよりは、子どもを持とうとすることをスタートすることが一番」と語った。


また齊藤医長は、不妊に悩む女性が増えている背景には、女性が働きながら出産する社会環境が整っていないことに加え、妊娠に対する学校教育の遅れがあると話していた。
現在、文部科学省に働きかけているという。

最近では、大学の講義の中で「妊娠のために行うべきこと」や「卵子の老化」について取り上げられることが、増えたといいます。
不妊大国といわれている日本ですが、まずは、この教育のようにご自身のカラダについて知ることが一番重要なことですね。

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