凍結細胞から日本産トキが復活?

こんにちは。
最近、よくiPS細胞に関連するニュースを見ますが、今日は、そのiPS技術を用いて日本産のトキを復活させる計画があるそうです。

toki

日本産トキ復活計画…凍結細胞からiPS技術で

日本固有種が絶滅した国の特別天然記念物トキを、凍結保存してある細胞を使って復活させる取り組みを国立環境研究所(茨城県つくば市)が始めた。

あらゆる細胞に変化できる性質を持つiPS細胞(新型万能細胞)の技術を用い、日本産トキと同じ遺伝子を持つトキの誕生を目指す。

同研究所に保管されている日本産トキ最後のオスで、1995年に死んだミドリの皮膚細胞と、最後のメスで、2003年に死んだキンの皮膚細胞を使う。大沼学研究員によると、計画では、まず皮膚細胞に4種類の遺伝子を導入してiPS細胞を作製する。これを中国産トキの受精卵(胚)に移植、日本産トキと同じ遺伝子の精子や卵子を持つトキを生み出す。

そのうえで、成長したオスとメスを交配させ、全身が日本産トキと同じ遺伝子の細胞を持つトキを誕生させる計画だ。中国産トキの性質を受け継ぐトキが生まれる可能性もあるが、一定の割合で日本産トキの性質を持つトキの誕生が期待できる。

iPS細胞(人工多能性幹細胞)とは、万能細胞の一つでさまざまな細胞への分化が可能なため、再生医療・創薬への応用が期待されています。
そのため、難病患者からiPS細胞を作って解析することによって、発症原因や治療の糸口が見つかると考えられています。
また、iPS細胞を患者自身の細胞から作ることができるので、iPS細胞から分化した細胞を患者に移植しても拒絶反応が起きにくいとも考えられています。

iPS細胞から精子や卵子を作りだす研究も進展していますが、iPS細胞のニュースから目が離せませんね。

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