不妊症の治療の成功率と年齢の関係

9月も下旬に入り、厳しかった残暑もようやく落ち着いて、夜は鈴虫の声も聞かれるようになりました
涼しくなって、食欲が湧く季節、食べ過ぎには要注意ですね!

卵子提供_代理出産_fall

さて、今日は不妊症についてのこんな記事をご紹介します。

10組に1組が悩む不妊症。若い人ほど治療効果が高いってホント!?

晩婚化によって増えているのが、不妊症のカップル。現代では、約10組に1組が不妊症と言われているのだとか。順天堂大学産婦人科学講座主任教授、竹田省さんは、「WHO(世界保健機関)が行った調査では、不妊症のカップルのうち、約半数が男性にも原因があることがわかっています」と話す。

「女性の不妊の原因にはまず、卵子が育たない、排卵しないといった排卵の障害があります。そして、卵管が細い、もしくは詰まっているといった卵管の障害、受精卵が着床しにくい、精子が侵入しにくいといった子宮や卵の障害も挙げられます。また、子宮内膜症やクラミジア感染症などが原因のこともあります」(竹田省さん)

一方、男性側の不妊の原因としては、精子の障害や精管の障害、勃起や射精がしにくいといった性機能障害があるという。

「男女ともに検査をする必要がありますが、女性の場合、まずは基礎体温をつけながら、ホルモンの分泌状態や子宮・卵管の形態、閉塞状態などを調べます。さらに、超音波検査や性病検査、子宮頸がんや子宮体がん検査なども行います」(同)

不妊治療ではいきなり高度な治療を行うのではなく、段階を踏んでいく。第1段階は、排卵日を予測し、適したタイミングで性交渉を持つ「タイミング法」。排卵誘発剤を使う場合もある。

「第2段階は『人工授精』です。これは、正確に予測した排卵日に合わせて採取した精液を濃縮し、子宮に注入する方法があります。高齢者などでは、最初からシャーレの中で卵子と精子を混ぜ合わせて自然に受精させる『体外受精』を行います。精子の数が少なかったり、動きが悪かったりする場合には、顕微鏡を使って、精子を直接卵子に注入する『顕微授精』という方法があります」(同)

このように、医療による解決法は増えたものの、妊娠に適しているのはやはり20代だとか。不妊治療の成功率は、年齢に反比例して下がっていくのが現実とのこと。

「今の日本では、20代は社会に出たばかりで、結婚や妊娠について考える余裕がない人も多いでしょう。だからこそ、若いうちから自分の生物学的な生殖能力を意識し、大切にしてほしいですね」(同)

将来、妊娠を希望するなら、早めに “産みどき”と“産めるカラダ”を意識しておこう。

当ブログでも度々お伝えしているように、将来妊娠、出産を望むなら、若いときから人生設計を考えておくことも重要です。また、タイミング法で効果がでない場合は、早めに検査を受け、治療を進めることも大切ですね。


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