野田聖子さん 不妊治療で薬漬けだった10年間

こんばんは!
本日は卵子提供に関して、野田聖子さんのインタビューをお伝えしたいと思います。

野田聖子さん

週刊SPA 野田聖子さんインタビューより

体外受精に挑戦すること14回。妊娠、流産、離婚、再婚を経験し、米国病院での卵子提供を受けて、ついに50歳で初産--。週刊SPA!3月19日発売号の「エッジな人々」では、40歳から10年にわたって不妊治療に取り組んできた野田聖子衆院議員を直撃。母・野田聖子と議員・野田聖子のはざまで格闘する彼女の素顔をつまびらかにした。

--やはり、10年間にわたる不妊治療は苦行でした?

野田: 塗炭の苦しみね。最初は普通妊娠を目指していたけど、なかなかできないから、不妊治療を始めて。漢方薬を服用したり、排卵を誘発する注射を打ったりで薬漬け。この注射は、“アレ”の10数時間前に打つので、当時の夫に「今日は早く帰ってきて」と強要してしまう。すると、「俺はお前の子供をつくる道具じゃない」なんて言われて、随分、不毛なケンカをしました。その上、私の卵管が詰まっていることが発覚して体外受精に挑戦したのだけど、何度やっても、妊娠できない。

--それなのに、40歳から10年間も治療を続けられたのはなぜ?

野田: 家族が欲しかった。それだけ。女性はみんなそうでしょ? だから、私はシングルマザーでもいいとは思わなかったんです。愛する夫がいて、その人と子供を産んで、家族をつくりたかった。普通でしょ? 私はやっぱり普通に生きてる人が普通に政治家にならなきゃいけないと思っているので、滅私奉公とか、我が身を政治に捧げるなんて発想は、必要ないどころか、かえって迷惑だと思ってる。そんな人に、普通の暮らしがわかるかって、言いたくなっちゃう。

--しかし、「普通の人」は卵子提供に500万円、不妊治療に500万円もかけられません。「特権階級の贅沢」だという批判もありますが。

野田: でも、不妊治療にお金をかけられるだけ、働いてきたわけだし。自分でできないことを人にまかせる自由は許されると思うんです。努力は報われるっていう、資本主義国家にいるわけだから。それでも「野田は国民の血税で不妊治療している」って言う人はいるよね。でもね、卵子提供も出産も費用は全部、夫に出してもらっているんですよ。

--卵子提供から現在に至るまでの道のりは、フジテレビのドキュメンタリーで放送されましたが、「障害を抱えた子が生まれるのを承知で子供をつくるなんて、エゴだ」と、だいぶ批判もあったようですね……。

野田: そういう批判は構いません。だって、出産自体、エゴじゃない? 子供の側から見れば。親がエッチして、世に送り出されちゃって。ただ、ネット掲示板に「基地外」だ「ババアは引っ込んでろ」だの書かれたときは、ずっと泣いてましたよ。何だか日本人が汚く見えて。外に出ると、そういう人ばっかりなのかなと怯えちゃってね。だから、そういうときは野田聖子とわからないように変装して、すごい内向き女になってた。

--番組のなかで「子供には私のためではなく、自分のために生きてほしい」と言ったのが、かえって誤解を招いたのかもしれませんね。

野田: 前後がカットされていたので、正確に伝わらなかったんです。本当のところを説明すると、うちの子は何度も死にかけて、息も何度も止まりかけて、それでもカムバックしてくるんです。そのとき私は、子供を助けてくれたお医者さんや看護師さんに「ありがとうございます」って言うでしょ。すると、お医者さんは「いや、違いますよ。真輝君はママのそばにいたくて頑張るんですよ」って必ずおっしゃるんです。救っているのは、私たちじゃない、お母さんですよと。それを聞いて、私、胸が詰まって、「もう私のために頑張らなくていいよ」と言ったんです。

--“同業者”から批判されたことはありました?

野田: 表だって言わないですよ。ズル賢い人たちですから。でも、地方の市会議員のおじさんとかには散々言われました。前夫との間の不妊治療について書いた『私は産みたい』を出したとき、「ポルノ小説」と言い切った人もいたんですから。

--どの部分がポルノなんですか?

野田: 「精子をくれ」と、私が夫に言ったくだりとかじゃない?

--お子さんにこれだけ重篤な障害があるなら、1日中母親が付いているべきだという批判もありますよね。

野田: 「お母さんに徹しろ」って批判ね。徹したいよ、私だって。死にかけてる子供がいるのに、仕事をするのはツラいですよ、本当に。でも、やっぱり社会人として穴開けられない仕事は、行くしかないでしょ。私の心の中では、いつだって「母・野田」と「議員・野田」がケンカしてますよ。天使と悪魔みたいに。

野田聖子さんが不妊治療とはどれ程苦しいものなのか、代弁してくれているのではないでしょうか?
国会議員が話題を呼ぶことを行うと、批判にさらされるのは目に見えています。
それでも彼女は多くの不妊治療患者の先頭にたって、批判も覚悟で卵子提供を行いました。
インタビューを読んでわかるのは、野田聖子さんは本当に苦しんだし、誰にも負けず子供を望み、産まれてきた子供を愛していることです。

メディブリッジでは卵子提供を通じ、不妊治療で苦しまれておられる患者様、子供を心から望まれている患者様にお子様を授かって頂こうと日々誠心誠意、患者様のサポートし、サポート体制やエッグドナーボランティアさんの協力体制について良い評判を頂いております。
どうか野田聖子さんの努力が無駄にならないよう、卵子提供を必要としておられる方が、スムーズに治療を受けられる環境をこれからも作っていきたいと思います。

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