喫煙と妊娠の関係

おはようございます!
最近、都内は分煙のお店が大分増えてきましたが、まだまだ分煙がなされておらず、タバコのにおいが気になることがあります。

言うまでもなく、妊娠を望む方にはタバコは大敵です。
タバコはお腹の赤ちゃんに、悪影響を与える要素がたくさんありますから、赤ちゃんの為には喫煙は絶対に避けるべきもののひとつです。

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妊娠中に喫煙している母親から生まれた赤ちゃんは、喫煙しない母親から生まれた赤ちゃんに比較して、出生時体重が平均で約 200-250グラム軽い、という報告があります。
また、母親のおなかの中にいた期間(在胎週数)が同じ赤ちゃんの間での比較でも、妊娠中に喫煙している母親から生まれた赤ちゃんは、出生時体重が軽い傾向があります。
死産や新生児死亡(生後28日以内の死亡)、乳幼児突然死症候群(SIDS:sudden infant death syndrome)が、喫煙する母親の赤ちゃんに多い傾向があります。


メリカの研究では、妊娠中の母親の喫煙と児の先天性指異常(多指症、少指症、無指症、合指症)の発生との関係を調査した研究があります。妊娠中に喫煙して
いる母親から生まれた赤ちゃんは、喫煙しない母親から生まれた赤ちゃんに比較して、先天性指異常(手や足の指の多指症、少指症、無指症、合指症)が見られ
る確率が1.33倍という数値になっています。
お母さんが一日に吸う本数が多いほど、確率は高くなる傾向があります。
母親が妊娠中に喫煙していない場合と比較して、、母親が妊娠中に一日当たり吸う本数が、1-10本で1.29倍、11-20本で1.38倍、21本以上で1.78倍と高くなります。

喫煙しない女性に比べ、喫煙する女性は、不妊を経験しやすく、妊娠も遅く成りがちです。また、妊娠後も、胎盤早期剥離、前置胎盤、早産等を起こしやすくなると言われています。

タバコは妊娠にも、もちろん美容にも、悪影響しかありません。
女性のみなさんには特に、喫煙習慣は持たれないことをお勧めします。

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