40代の妊娠率は30%以下、長野の産科医院が調査

おはようございます!
昨日の雨も上がって、銀座の空からも陽が射しこんでいます。
一雨ごとに寒くなる時期です。
皆さん風邪など引かないよう、ご注意くださいね。

さて、今日は、長野の産婦人科が発表した、年代別妊娠率についてお伝えします。

40代の妊娠率30%以下 不妊治療で飯田の産科医院まとめ

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不妊治療を行う40歳以上の女性が増えている一方、妊娠率は40歳以上で30%以下に―。飯田市の産婦人科医院「椎名レディースクリニック」が、2006年から5年間に不妊治療を受けた延べ1265人について調べたところ、こうした傾向が浮かび上がった。晩婚化、出産年齢の上昇がいわれる中、椎名一雄院長(60)は「妊娠は個人差はあるが、一般的に年齢が上がると妊娠しづらくなることを広く伝えていく必要がある」としている。

 調査によると、不妊治療の患者のうち妊娠した人の割合を示す「妊娠率」は、「25~29歳」「30~34歳」「35~39歳」では4割前後だったが、「40~44歳」は29・3%と3割を下回る。「45歳以上」になると、7・1%にとどまる=グラフ。椎名院長は「加齢とともに卵巣の機能が衰えたり、子宮内膜症など不妊の原因が増えるため」とみる。

 一方、同クリニックの不妊治療の患者数は増加傾向が続いており、特に、40歳以上の患者の割合は06年の7%から、10年は12%と5ポイント上昇したという。

 また、同クリニックが1996~2010年に患者205人に行った体外受精と顕微授精の結果によると、妊娠した最高年齢は47歳、出産した最高年齢は42歳。1回の体外受精で妊娠したのは34・6%で、椎名院長は「回数を重ねると妊娠する確率は下がる傾向にあった」としている。

 体外受精で妊娠した場合の「流産率」も年齢が上がるに従って高くなる。平均流産率は26・4%で、「30~34歳」が18%と最も低く、「29歳以下」「35~39歳」が3割前後の一方、「40~44歳」は50%だった。

 椎名院長は「妊娠の仕組みなど基本的な性の知識の乏しい女性も多い」と指摘している。

当ブログでも度々お伝えしておりますように、女性の妊娠を大きく左右するのは卵子の質です。そして卵子の質は、年齢と共に下がってきます。昨今は晩婚化により、結婚したときにはすでに40代という方も多くおられます。結果、お子様を授かるタイミングが、女性の生殖機能の本来のピーク時とずれてしまうのです。

実は弊社の卵子提供プログラムにおいて、最も多いのは、40代半ば以降の方です。
ただし、卵子提供においての妊娠率は、自己卵子による40代の妊娠率とは比較にならないほど高い確率での妊娠が期待できます。それは、20代のドナー卵子による、生殖力の強い受精卵を移植するからです。

女性のライフスタイルの変化により、それぞれのステージで、有効な治療法は異なってきます。
お子様を望まれるご夫婦は、早い段階で必要な方法を見極めることも大切です。

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