便利な妊娠検査薬、どうして妊娠が分かるの?

おはようございます!
11月最初の休日、皆さんはどのように過ごされましたか?
紅葉が色づき始める季節、秋の行楽シーズンですね。四季の移り変わりは毎年見ているはずなのに、自然の美しさは毎回新鮮に感じられます。今年も秋を楽しみましょう!

さて、今日は、妊娠検査薬についてお伝えします。妊娠の可能性があるとき、まず最初は市販の検査薬を使うことが多いと思います。手軽な妊娠確認に使われる妊娠検査薬ですが、どのような仕組で妊娠を判定しているのでしょうか?

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女性の体は、妊娠すると、おなかの中の赤ちゃんを育てようとする機能が働きだします。その変化の一つとしてhCG(human Chorionic Gonadotropin: ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)という名前のホルモンが、胎盤でつくられ始めます。

このhCGは普通、着床してから初めて体の中でつくられ、生理予定日(妊娠4週目)頃から尿の中に出てきます。

更にhCGは妊娠2カ月から3カ月くらいにかけてたくさん作られるようになり、出産するまで出続け、妊娠の状態を維持しています。通常、妊娠していなければ、hCGは尿の中には出てきません。
多くの妊娠検査薬は、このhCGが尿の中に含まれているかどうかを調べることで、妊娠しているかどうかを調べるものです。
尿の中にhCGが含まれていれば、判定結果は陽性、含まれていなければ、判定結果は陰性になり、これによって妊娠の検査ができます。

判定結果が陽性の場合は、妊娠している可能性があります。
しかし、市販の検査薬は妊娠しているかどうかを補助的に検査するものであり、妊娠の確定診断を行うものではありません。正常な妊娠かどうかまでは、この検査薬では分かりませんので、できるだけ早く医師の確定診断を受けることが必要です。

判定結果が陰性の場合でも、その後生理が始まらない場合は、3日後に再検査をするか、医師に相談することをお勧めします。

人によって妊娠のごく初期では、尿の中にまだ充分にhCGが出てきていないため、市販の妊娠検査薬では検出されず、判定結果が陰性となった可能性があります。

妊娠している場合、生理予定日ごろはすでに妊娠4週目にあたり、このころから妊娠15週目(妊娠4ヵ月)ごろまでの妊娠初期は、胎児の脳や心臓などのいろいろな主要器官ができ始める重要な時期で、胎児が外からの影響を最も受けやすい時です。ですから、妊娠を早く知っていただくことはとても大切なことです。

妊娠しているかどうかをできるだけ早く知り、栄養摂取や、薬の使用に充分に気をつけるとともに、飲酒、喫煙、風疹などの感染症や放射線照射(レントゲン)などを避けることが、胎児の健全な発育と母体の健康にとって、とても大切なことなのです。

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