卵子提供を行う韓国の状況 – Vol. 3

おはようございます!
昨日は夏の参院選に向けてのニュースが流れましたが、スポーツ選手の立候補ラッシュにびっくりしました。個人的には、票獲得のための場当たり的な候補選び、といった印象を持ちました。スポーツの分野で活躍されてきた方の実績はもちろんすばらしいものですが、一般市民の感覚と、経済的にも余裕があるなかでスポーツに取り組んできた彼らの感覚には、著しくズレがあるのではないかしら、と思ってしまいます。選挙のときだけ票が取れればいい、という候補選びではなく、日本の社会を良くするためになにができるかを基準に候補を選んで欲しいな、と思います。

さて、今日は、卵子提供を行う韓国の状況についての第3回目をお送りします。
弊社が提携している韓国では、日本と同様に少子化が問題となっています。実は韓国は、世界一出生率が低い国なのです。合計特殊出生率は日本より低く、2008年度は日本が1.37に対し、韓国では1.19でした。

韓国では、日本と同様に女性の社会進出に伴う晩婚化の進展や未婚女性の増加、保守的な家庭観(男尊女卑に基づく男児優遇など)、教育費用が高いことなどから、出産忌避が進みました。この状況を踏まえて、韓国では、日本の厚労省にあたる、保健福祉家族部の主導で、「低出産・高齢社会基本計画」のもと、少子化対策がとられています。現行政策の概要は、妊娠・出産支援、子ども養育への支援、母性保護といったものですが、少子化対策の一環として、韓国では国をあげて不妊治療に取り組んでいます。弊社が韓国で提供している卵子提供に関しても、保健福祉家族部による明確な規定が定められており、韓国国内で行われる卵子提供に関しては、すべて国が主導で管理しています。

KoreaHospital

例えば、ドナーが健康で、卵子を採取できる状態であるかどうかは、国が定めた基準に従って判断されます。また、ドナーの負担も考慮した審査基準も設けられており、ドナー側も国の基準でしっかりとケアされています。

こういった政府主導の管理体制での取り組みの結果、韓国には大規模な不妊治療病院が多く、不妊治療というものが、社会の中に浸透しています。こうした背景から、韓国の不妊治療は世界的に見ても大変高い水準にあります。弊社が提携する病院も、日本なら総合病院規模の病院で、高い治療実績を誇っています。

日本では行われていない第三者による卵子提供も、韓国では政府主導の管理による体制が整っており、こういった点も日本よりも先進的であると言えるのではないでしょうか。

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