対応の遅い日本の医薬品承認

こんにちは!
いよいよゴールデンウィークに突入しましたが、初日は好天に恵まれましたね。昨日は目だった渋滞はなかったそうですが、今回のゴールデンウィークは高速1000円最後の休日ということで、過去5年間で最多の渋滞となることが予想されています。お出かけの際はご注意くださいね!

このブログでは日本の医療状況について何度かお伝えしてきましたが、つい先日医薬品の承認についてのこんなニュースがありました。

109医薬品「早期承認を」 厚労省検討会が必要性認定

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日本で承認されていない医薬品の導入を検討する厚生労働省の検討会議は27日、抗がん剤のジェムザールなど109医薬品について「必要性が高い」として早期に承認すべきだとの評価結果を公表した。厚労省は今後、製薬会社に開発を要請し、早ければ来年夏にも一部が承認される見通し。

海外で認められた薬が国内で認められるまでに遅れが出る「ドラッグ・ラグ」の解消を目指してできた「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」による認定は初めて。

早期承認を求めて学会や患者団体から寄せられた374件のうち、今回認められた未承認薬は50品目。国内で承認されているが、別の病気への適用が認められていない適応外薬は59品目。

アルツハイマー病の攻撃的な行動を抑えるリスパダールなど30品目は、安全上の問題などから必要性が認められなかった。海外での承認や保険適応がない医薬品103品目は検討対象から外す。

医薬品を製造販売するには薬事法などで定められた臨床試験(治験)をし、データを提出して厚労相の承認を得る必要があるが、国内で承認されるまでの期間は米国よりも2年半程度遅いとされる。

厚労省は必要性が認められた医薬品について5月中旬にも製薬会社に開発を依頼。製薬会社は国内で追加試験が必要ないと判断されたものについて6カ月以内にリポートをまとめ、検討会議に出す。

ジェムザールの早期承認を訴えてきた卵巣がん体験者の会「スマイリー」代表の片木美穂さん(36)は「一歩前進だ。(承認薬の少なさは)患者にとって命の選択肢が削られるということ。海外で認められている薬は日本でも使えるようにしていくべきだ」と話した。

この記事にもあるように、日本での医薬品の承認は遅く、不妊治療に関しても、海外では普及している効果の認められた治療薬が日本では承認されず、最先端の治療を国内ではなかなか受けられないという現状があります。その点、弊社の提携病院のある韓国、インドでは、日本よりはるかに承認のスピードが早く、患者の利益に即した体制を国が支援しているのです。
日本でも、米国より2年半も承認が遅れる現状を改善するために「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」ができましたが、それでも今会議の議題にかけられているものが「早ければ来年夏」に承認されるとのこと。これでは、海外の医療に遅れをとるのは必至です。国内でも、海外と同様のレベルの治療を誰もが受けられるように早くなって欲しいものですが、それが叶わない現在の状況下では、最先端の治療を受けるためには患者が自ら海外に行き、治療を受けるという選択肢が是非とも必要です。

弊社では、今後も海外で治療を受ける日本の方々のために、新しいサービスを提供して参ります。今後とも、ご声援よろしくお願い致します。

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