フーナーテスト(ヒューナーテスト)とは?

おはようございます!
4月下旬とは思えない気温が続いています。GW前に体調を崩したらせっかくの休日が台無しですから、皆さん風邪など引かないようにお気をつけくださいね。

不妊検査のひとつに、フーナーテスト(ヒューナーテスト)というのがあります。
フーナーテストとは、排卵時期に合わせて性交をした後、子宮頚管粘液に元気な精子がどのくらいいるかを調べる検査です。
この検査では、射精された精子が元気に泳いで子宮頸管内に進入できているかどうか、頸管粘液は精子が泳げるほど十分に出ているか、抗精子抗体が邪魔をしていないかなどを調べることができます。

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検査は、排卵直前に、タイミングをあわせて早朝の性交渉後、数時間以内に受診して行います。 当日の朝がいろいろな理由で難しければ、前夜の性交渉でも検査は可能です。 頸管粘液を採取して、顕微鏡で観察して運動精子の数をカウントします。 この結果が良好であれば、精子が子宮頸管粘液の中を元気に泳いでいけることがわかります。

顕微鏡下で精子はたくさん存在していても、運動する精子が非常に少ないと結果は「不良」と判定されます。 これは、精子の動きを悪くし、不妊の原因となる抗体(抗精子抗体)の存在を示唆します。 抗精子抗体は不妊症の患者さんの数%がもっているといわれ、決して珍しいものでもなく、原因として重要なものになります。

精液検査では精子の数や運動率、奇形率などはわかりますが、頸管粘液との反応などはフーナーテストで判定されます。 フーナーテストは100年も前から行われていて比較的簡単な検査ですが、いまでも有用な検査です。このテストには保険が適用され、¥2000程度で行えるので、費用面でも助かりますね。

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