患者から、膣のプロバイオティクスを服用するのは有効かどうか質問される事があります。ハーバード大学医学部の産科/婦人科/生殖生物学の助教授であるキャロラインミッチェル博士によれば、それらの有効性を裏付ける証拠はほとんどなく、今日の膣プロバイオティクス製品に対しては「健全な疑い」を持つべきであると述べています。膣で見られるラクトバチルス菌の最も一般的なものはL.クリスパタスとL.イナースですが、ほとんどのプロバイオティクスとヨーグルト製品にはL.ラムノサスやL.アシドフィルスなど、上記以外の種が含まれています。ミッチェル博士は、膣のプロバイオティクスの利点に懐疑的ではありますが、研究でいくらかの効果を示しているように見えるプロバイオティクスは、ラクトバチルスラムノサスGR-1を含むものであるとしています。ラクトバチルス・クリスパタスを用いた臨床試験中のラクトイン-Vと呼ばれる製品もあり、いくつかの可能性を示しています。

記事監修者

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”この記事は、Fertility Instutute of HawaiiのDr. Frattarelli, Dr. Karmon, and Dr. Gouletの許可を得て転載されています。”

This article has been reposted with the permission of Dr. Frattarelli, Dr. Karmon, and Dr. Goulet at the Fertility Institute of Hawaii.