受精卵の養子縁組

こんにちは。
晴れ渡る空とキンと冷えた朝でしたが、週末には4月の陽気になる予報です。

養子縁組_受精卵


「始めは養子縁組を考えました」

卵子提供のご相談にいらっしゃるご夫妻から、不妊治療に行き詰まりを感じたとき最初に脳裏に浮かんだのは養子縁組だったというお話を伺う事があります。
その後、卵子提供を検討し、弊社にお見えになるまでの経緯は、どなたも概ねに通っています。


「私たち夫婦は年齢の制限を既に超えていました」


日本のサポート団体が設定しているご養子縁組が可能なご夫妻の年齢の上限は、概ね40歳~45歳だからです。

メディブリッジがサポートしておりますプログラムに受精卵の養子縁組があります。
すでに移植可能胚として凍結されている受精卵をご夫妻から譲りうけるプログラムです。
年齢制限は治療をお受けになるクリニックの医師の判断に委ねられますが、概ね55歳くらいまでです。


ご自身の治療を完了されたご夫妻が余剰胚をクリニックに寄付してくださる受精卵を、クリニック経由で譲り受けます。
両配偶子(精子、卵子)とも匿名です。

不妊治療の過程で、ご夫妻ともに受精卵を作る事が難しい要因が発見されるご夫妻がおられます。

ご来社の目的は卵子と精子の提供です。その両方をサポートする事は確かに可能ですが、卵子ドナーの方は最低で16泊、精子ドナーの方は最低で3泊の海外滞在が必要となりますと、御費用もかさみます。卵子提供の部分のみ弊社でサポートを受け、精子は何らかの方法で御自身でご用意(例:海外の郵送型凍結精子提供)しますとおっしゃる方もおられます(勿論、その形でのサポートも可能です)。


日本においては受精卵の養子縁組は、卵子提供や精子提供以上に馴染みのない治療法かもしれません。しかし今般『第三者から卵子の提供を受けて出産した場合、卵子提供者ではなく出産した女性を「母」と規定。妻が夫の同意を得て、第三者の精子の提供を受けて出産した場合、同意した夫は、生まれた子の「父」であることを否認できない』と明文化するのであれば、受精卵の養子縁組で出生した子は、ご夫妻の嫡出子です。

あらゆる選択肢がある米国ですが、養子縁組が一般的なせいもあり、受精卵の養子縁組を希望されるケースは多くはないようです。それでも選択肢の一つとして考えられていることに変わりなく、奇異な受け取り方はされません。一方で胚を提供する方は多くはなく、特に両配偶子とも日本人の胚の提供者は少なく希望者は多い状況で、なかなかご案内出来ません。

それでも、受精卵の養子縁組が希望の光になる方がおられるもしれません。
いつでも、ご相談下さい。

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