コロナワクチン第1便到着!

みなさんこんにちは。
今日の東京は曇り。どんよりした曇りではなく、薄い雲が広がっている天気です。

covid vaccine

報道でご存じの方も多いと思いますが、本日2月12日、新型コロナウイルス感染症ワクチンの第1便が成田空港に到着しています。

今回到着したワクチンはファイザー社製のRNAワクチンとのこと。
本日、18:00から厚生労働省の専門部会で特例承認するかどうかを審議され、14日には正式承認される見通しだといいます。

今回到着したワクチンは約40万回分とのことで、承認されればまず17日より医師から接種開始となる様ですが、第2便以降の到着見通しは立っていないそうです。

コロナウイルスのワクチンには数種類あるのですが、「RNAワクチン」とだけ聞くと、なにやらすごいワクチンのように聞こえてしまうのは私だけでしょうか。

折角の機会ですので、コロナワクチンの種類と特徴を下にまとめます。

コロナウイルスワクチンの種類
種類             作用機序 特徴
弱毒性ワクチン 生きているウィルスそのものを使い抗体を作る 発病(副反応)する恐れがある
不活化ワクチン 感染や発症をしないようにウイルスを処理して使い抗体を作る 弱毒性に比べて副反応は少ないものの免疫維持期間が短い
組み換えタンパク質ワクチン ウイルスの構造の一部を生産してたんぱく質を作り投与して抗体を作る ウイルスを投与しないため弱毒性や不活化より副反応が起こりにくい
ウイルス様粒子ワクチン 遺伝子を持たないウイルスを作り投与して抗体を作る 開発に時間を要す
ウイルスベクターワクチン 無害なウイルスをコロナウイルスの遺伝子の運び役(ベクター)として使用してそのコロナ遺伝子から出来たたんぱく質から免疫システムを活性化する ベクターとなるウイルスが免疫により排除される恐れがある
DNAワクチン コロナウイルスのDNAを直接投与して体内でコロナウイルスのたんぱく質を作り免疫システムを活性化する 適量のたんぱく質が作れるのか、また、体内残るDNAの影響の懸念
RNAワクチン コロナウイルスのDNAがたんぱく質に作られる際のRNAを投与して免疫システムを活性化する RNAは壊れやすく、超低温(-80度)で保管が必要

今回到着したワクチンは「RNAワクチン」です。

コロナウイルスのDNAからタンパク質が作られる際、RNAが作られます。

つまり、今後、コロナウイルスのDNAから変換されたRNAを接種して体内でタンパク質を作り免疫システムを活性化してゆくわけですね。

なお、日本は現在、ワクチン供給のため以下の3社と契約締結しています(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00223.html#001)。

・モデルナ社(米国):RNAワクチン
・アストラゼネカ社(英国):ウイルスベクターワクチン
・ファイザー社(米国):RNAワクチン

一日も早くコロナが終息してくれるよう願うばかりです。

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