高齢出産のメリット・デメリット

台風が来てますね!
みなさん、お気を付け下さいませ。

犬、雨

さて、今は晩婚化が進み、35歳から不妊治療を開始する方も増えています。
そこで、不妊治療の方法を選択するに当たり、高齢出産のリスクとメリットを考えてみたいと思います。

一般的に女性の妊娠力が下がり始めるのは、33歳以降と言われ、37~38歳を過ぎると急激に妊娠力が低下すると言われています。

原因の一つとして、「卵子・精子の老化」があげられます。
そのため、同じ不妊治療・検査でも年齢に合わせた適切な治療方法を選択する必要が出てきます。

まず卵子の老化で引き起こされるリスクは、ダウン症などの染色体異常のリスクが高まることになります。
染色体異常は、精子と卵子が受精する段階で生じるといわれています。
そして、染色体異常は母親と父親の、卵子や精子の老化が原因のひとつです。
染色体異常のリスクは、障害も持ったお子様を授かる可能性ということ以前に、着床しない(妊娠しない)、着床しても流産してしまう確率が高まります。

また、高齢出産では妊娠合併症のリスクが上がりますので、「妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)」や「妊娠糖尿病」などを発症するリスクが高まります。
通常、妊婦全体のおよそ10%が発症するとされていますが、35歳以降からの年齢とともにそのリスクは上がると言われています。

しかし高齢出産はデメリットのみではありません
周囲の友人に出産経験者が多くなり、さまざまなアドバイスや、お下がりを貰えたりすることもあります。
またきっちりと人生設計をした上での妊娠であることが多く、貯金やキャリアもあることが多いため、
職場からの理解やサポートも受けられやすい傾向にあるようです。

42-43歳をすぎて不妊治療を継続されている方は、主治医とよく話し、今後の治療方針をお決めになられることをおすすめ致します。