精液検査で分かること

みなさんこんにちは。
5月25日は生活情報紙『リビング新聞』が2009年に制定した、「主婦(主夫)休みの日」!

読者へのアンケートで日頃家事を主に担当している主婦(主夫)がリフレッシュをする日を制定したとのことです。
今回お休みが取れなかったかたも、次回9月25日には、ゆっくりされてみてはどうでしょうか。

精液検査_健康

さて、本日は精液検査についてお話したいと思います。

男性不妊の検査の中で、精液検査は最も重要な検査です。
精液検査では次の項目を調査します:

1.精液の量
採取された精液の総量を測定します。
通常1回の射精で2cc以上が普通とされています。
ただ、精液の量は同じ人でも体調によって異なる事があります。

2.精子の数 (濃度)
正常な人は精液1cc中に精子が4,000万個以上いるのが普通と言われています。
ただ、こちらも体の状態などで精子の数(濃度)が変化します。

3.運動率
元気に運動している精子がどれくらいいるかを調べます。
精子の受精能力を一番表しているのが運動率と言われており、通常60%以上あれば正常と考えられます。
運動率が極端に低い場合は、精子無力症と診断されます。

4.奇形率
精液中に奇形精子が何パーセントいるかを調べます。
奇形精子の多くは受精能力がないといわれているので、奇形率が高い場合、不妊の原因になります。
奇形精子の頻度が高い場合は奇形精子症と呼ばれます。

5.精液のPH
精液の酸性度を調べます。
通常中性よりアルカリ性に傾いており、PH 7.2から7.8の間にあります。
乏精子症、無精子症の場合は酸性に傾くこともあります。 

男性の場合、女性と比べて積極的に行動に移す人が少ないようです。
しかし不妊の原因の3分の1近い割合を男性不妊が占めると言われており、精液検査は大切でな検査です。
健康な生活をこころがけ、ご夫婦協力して不妊治療に取り組む姿勢が大切ではないでしょうか。

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