STD(性感染症)について

こんにちは。
ここ数日、急に気温が上がりましたね。

さて、本日は妊娠前にケアしたい婦人病の一つ、性感染症についてお話しをしたいと思います。
STDとは性行為によって感染する病気の総称です。
最も多いクラミジアは、7~8割の人が自覚症状なしであるため、気が付かないうちに進行し、卵管炎や腹膜炎を引き起こし、不妊や子宮外妊娠の原因になる事もあります。
2番目に多い淋病(りんびょう)も女性の場合、初期は自覚症状に乏しく、進行すると不妊につながることがあります。
3番目に多い性器ヘルペスは、出産の直前に発生すると、出産時に胎児が産道感染することがあるので、帝王切開でのお産が必要になる可能性もあります。
クラミジア
初期は無症状のことが多く、おりものが少し増える程度。
いつの間にか、子宮や卵管に進行し、お腹全体に感染が広がることもあります。
不妊症や子宮外妊娠の原因となることもあります。

淋病(りんびょう)
初期は黄色いおりものが増える程度で、あまり自覚症状はありません。
子宮頸管から炎症が進み、卵管炎を起こし、不妊症の原因とになることもあります。

性器ヘルペス
外陰部に強い痛みと腫れが出て、米粒大の水泡ができ、破れると激しい痛みを伴います。
一度感染すると、治ったあともウイルスが体内に潜伏し、性行為とは関係なく、体力が落ちる時に再発します。
STDは流産や早産など、妊娠・出産のトラブルを招くこともあります。
不妊の原因にもつながることもあるので、早期に発見して、将来の妊娠を見据えた治療法を検討してみてくださいね。