精索静脈瘤の新しい治療法
梅雨も本格的になり、暑さとジメジメした湿気をとても感じられるようになりましたね。
皆さん、この季節、食中毒にはご注意を!
さて今日は男性不妊関連の記事です。
精索静脈瘤をご存知でしょうか?
男性の約10人に1人が精索静脈瘤であり(大半の男性は普段自分が精索静脈瘤だとは気付いていませんが)、約40%の男性不妊症の原因が精索静脈瘤によるものです。
精索静脈瘤とは腎静脈から内精索静脈へ静脈血が逆流することにより、陰嚢上部での蔓(つる)状静脈叢が怒 張・うっ血している状態をいいます。
精索静脈瘤のため、精巣容積の減少、精液所見の悪化となどが起こります。
ドイツの大学病院でこの精索静脈瘤に対する新しい治療法が発表されました。
簡単に治療方法を説明しますと、足の付け根からカテーテルを侵入し、血管の流れを元に戻すというものです。
今までの精索静脈瘤の治療法はメスを使用して腹部横切開で後腹膜腔に達し精巣静脈を結紮しますので、この治療法により切開による負担がなくなることになります。
日本にこの治療方法が浸透するのは何年後のことになるでしょうか?
今後も世界の最新治療も記事に載せていきたいと思いますので、お楽しみを!