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卵子ドナーボランティア体験談 1

エッグ・ドナーボランティアを体験して ~H.Sさんより~

先日、叔母が子宮がんになり子宮を全摘出してしまいました。まだ子供がおらず、多くの人々にとっては当たり前の女の幸せが実現できなくなった叔母はとても悲しそうにしていました。そんな時インターネットでたまたまメディブリッジの卵子ドナー募集の記事を見つけ、私の卵子で叔母のような人たちの助けになるのなら…と思い色々不安はありましたがドナー登録をしました。

登録して2,3ヶ月経った頃、卵子提供の依頼が来たときは正直迷ってしまいました。人の助けになりたいという気持ちと、卵子提供って本当に大丈夫なのかな?という不安があったためです。

ただ、不安で色々心配する私にメディブリッジのスタッフの方々がひとつひとつ丁寧に疑問に答えて不安を取り除いてくれ、普通の不妊治療と変わらず安全だということがわかったため卵子提供を決心することができました。

採卵の前からピルを飲んだり、通院や自己注射をしたりしましたが、病院もきれいでお医者さんもとても親切でした。注射も最初は自分でできるかなー?と不安でしたが、やってみると案外簡単で副作用などもありませんでした。

そんなこんなで採卵当日は怖いというよりもいよいよかという期待が大きく、15~20分程で手術が終わり、3時間くらいで家に帰れました。終わった直後は少しだけ下腹部がチクチクとしましたが、いつもの生理痛に比べれば全然なんともなかったです(笑)。

その後の依頼者のことを私は知ることができませんが、私の卵子が役に立ったらいいなと思います。今回卵子提供をして、実際の不妊治療の現状や知識を得ることもできたし、叔母のように妊娠、出産ができずに苦しんでいる方に少しでも貢献できたことを本当に嬉しく思っています。このような機会を与えてくださってありがとうございました。

エッグドナーボランティア体験談 ~S.Hさんより~

卵子提供。それはまだこの日本ではまだマイナーな子供を授かるための一手段です。その響きを耳にしてもなかなかピンとは来ないと思います。初めは、私もその中の一人でした。卵子提供そのものの存在は不妊治療を行っていた知人から聞いたことはありました。

『日本ではそれほど行われていないけれど、そういった方法も存在するのだ。』と正直に言いますと、それを聞いた時には、「自分の卵子を他の人の精子と受精させ、更に他の人の卵巣に移す。」という一連の流れに違和感を感じたのは事実でした。しかし、その違和感は、子供を授かろうと健気に努力する知人の姿を見つめることによってどんどん消えてゆきました。知人は卵子提供という手段は取らなかったものの、どうしても子供を産みたいという強い信念がありました。

私には出産経験がありません。しかし、一人の女として愛する人の子供を自分で産みたいという願いは至極当然であり、とても強いものなのだと痛感しました。今思い返せばそれが卵子提供ドナーに登録したきっかけだと思います。

実際にドナーに登録し、協力して欲しいというお話をいただいた時、自分でも不妊治療を頑張る方の力になれるのかと思い、嬉しかったです。と同時に、実際に役立てる実感というものはあまりありませんでした。おかしな話かもしれませんが、韓国の地に着いてさえそれは漠然としたものでした。それよりも『もし、上手くいかなくてレシピアントの方に迷惑をかけたらどうしよう』という不安の方が大きかったです。

しかし、会社の方からの万全のフォローと様々なお言葉をかけてくださったことが、人の役に立っているという実感と不安の軽減になり、滞在中は本当に良い時間を過ごせました。

ですが、やはり本当に私が人の為になれたのだと感じたのは、会社の方を通してレシピアントの方から『本当に感謝しています。』というお言葉をいただいた時でした。その時に本当に悩んでいた不妊の方の助けになれたのだなぁとしみじみと実感しました。

人の為に何かしたいという思いは多かれ少なかれ人間の根底にある感情だと思います。そして実際にそれを行動に移す人はその中でも限られています。自分がそういった人間になれたという達成感、自分のやったことで人に喜んでもらえたという充実感、それを体験出来たことは今でもとても貴重だと思っています。もしも、同じ気持ちで足踏みをしている方がいたら是非ともドナー登録していただきたいです。きっと自分の中で何かが変わると思います。